阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2016年9月20日 オリンパスは反社の「共生者」か オリンパスはついに反社会的勢力の「共生者」に堕してしまったのか。 本誌は最新号の記事『オリンパス「囚われの」従業員寮』で、中国・深圳にある同社の製造子会社(OSZ)が現地の反社会的勢力に食い込まれ、従業員寮を不法占拠されている疑惑を報じた。 ところが、我々が徹底調査したうえで送った質問状に、オリンパス広報は口頭での「ゼロ回答」で応じた。「反社とのつながりがないならないと、はっきり回答したほうがよいのでは」と、ファクタが老婆心から念押ししたにもかかわらずだ。それが何を意味するか、広報はまったく理解していないらしい。 詳しくは後段の質問状と回答の全文をお読みいただきたいが、質問の要点はシンプルだ。OSZが深圳税関とのトラブル解決のためにコンサルタント契約を結んだ中国企業「安遠控股集団」は、反社組織