日経の記事利用サービスについて 企業での記事共有や会議資料への転載・複製、注文印刷などをご希望の方は、リンク先をご覧ください。 詳しくはこちら 【ニューヨーク=中山修志】1981年から約20年にわたってゼネラル・エレクトリック(GE)会長を務めたジャック・ウェルチ氏が1日、腎不全のため死去した。84歳だった。「選択と集中」を掲げ、事業の多角化と大規模なリストラを断行。在職中にGEの株価を約30倍に引き上げ、世界の経営者の手本とされた。 ウェルチ氏は1935年に米マサチューセッツ州で生まれ、イリノイ大大学院で博士号を取得後、60年にGEに入社した。81年に当時最年少の45歳で会長に就任。経営学者ピーター・ドラッカー氏の「世界で1位か2位になれる事業だけやりなさい」という助言を守り、リストラとM&A(合併・買収)を推し進めた。 半導体事業などを売却する一方、米3大テレビ局の一つNBCを買収。金