ひきこもりのお子さんの中には、精神疾患を抱えているケースも見受けられます。そのため、お子さんが働いて、収入を得ることが難しい場合、障害年金の請求を検討するご家族もいます。 しかし、ご家族からは「必要な書類が複雑過ぎて、なかなか前に進めなかった」「早く請求したかったのに半年以上かかってしまった」といった話を聞くことがあります。障害年金の請求は早ければ早いほど望ましいため、家族だけでの対応が難しい部分は専門家の力を借りることも検討するとよいかもしれません。 出生時からの詳細な情報が必要に 筆者は社会保険労務士でもあるため、障害年金の請求代行も担当しています。そんな中、ある男性からメールが届きました。 「20代のひきこもりの長男の、障害年金の件で相談したい。ただ、請求に向けての業務すべてをお願いしたいわけではなく、私たち家族では対応が難しい部分だけをお願いしたい。対面での相談を希望」という趣旨で