日本大学は1日に開いた理事会でアメリカンフットボール部の「廃部」決定を見送った。出席した複数の理事から「反対」の意見が出たことなどが理由というが、当のアメフト部OBからは疑問の声も上がっている。その理由の裏にある「大麻事件」の真相とは。 【写真を見る】日大アメフト部“大麻汚染” 廃部の「戦犯」と名指しされた当事者たちの“素顔” *** 「今回の一連の事件についても、その後の大学側の対応についても“情けない”のひと言しかありません。理事会で反対した理事のほか、現役部員やライバルの関西学院大学までが廃部方針の撤回を求めていますが、正直、まだ事件の全容解明も終わっていないのに“時期尚早の議論では……”との思いがあります」 こう話すのは、日大アメフト部の「黄金時代」を築いた“カリスマ指導者”篠竹幹夫氏(故人)のもとでレギュラー部員として活躍したOBの一人だ。 理事会開催日と同じ1日、最初に麻薬取締