オリンパス事件は、光学機器メーカー・オリンパスが約20年にわたって隠蔽した巨額損失を粉飾決算で処理したもの。2011年に月刊FACTAの記事と元オリンパス代表の内部告発によって明らかになった。2015年にBBCで放送された本作は、事件をスクープした記者・山口義正、内部告発を行った元オリンパス代表のマイケル・ウッドフォードら関係者のインタビューで構成されている。監督は本作で長編デビューを果たした山本兵衛。 公開された予告編は、ウッドフォードが「怖くなった。誰かにこの話をするたび今でも手が汗ばんでくる」と語る場面からスタート。事件を報じるニュースや、日本のマスコミに囲まれるウッドフォード、海外メディア報道の火付け役となったFinancial Timesの元記者ジョナサン・ソーブルのインタビューシーンなどが収録された。 予告編公開にあわせて、ブロードキャスターのピーター・バラカンが「これは一つの