北海道の知床半島沖で起きた観光船の遭難事故で、海上保安庁によりますと28日午後、周辺海域で新たに男性3人が見つかりましたが、いずれも死亡が確認されました。 海上保安本部は観光船の乗客か乗員とみて確認を進めています。 今月23日、乗客・乗員26人を乗せた観光船「KAZU 1」(19トン)が知床半島の沖合で遭難した事故は、これまでに見つかった乗客11人の死亡が確認されています。 事故から6日目の28日も現場海域の周辺で捜索が続けられていて、海上保安庁によりますと28日午後、観光船の航路から半島を挟んで反対の羅臼町側の沖合で海上自衛隊の掃海艇が2人を見つけ、別の船がさらに1人を発見したということです。 3人とも成人の男性で意識不明の状態でしたが、その後、死亡が確認されました。 第1管区海上保安本部は観光船の乗客か乗員とみて身元の確認を進めています。 これでこれまでに周辺海域で見つかった14人全員