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藤井聡太棋聖が瞬く間に二冠、そして八段となり、世間は大きく湧いている。 けれど、ここでは、番勝負で敗れた木村一基九段の話をさせてください。 悲願は実る将棋ファンをやっていて一番辛かった瞬間は、と問われれば、2016年の第57期王位戦七番勝負第7局を挙げる。このシリーズ、通算6回目のタイトル戦挑戦となった木村一基八段(当時)が、羽生善治王位を相手に3勝2敗と先行し、悲願の初タイトルに王手をかけていた。しかし、第6局、第7局と木村は連敗する。またしても、悲願の初タイトル獲得はならなかった。これで木村は、あと1つでタイトル、というところで8連敗を喫した。あと一つは、どこまでも遠い。 いつもは負けた後も気丈に振る舞う木村だが、この日は様子が違った。記者の質問に言葉が詰まる。言葉が、出ない。結局、言葉を発さないまま、木村は右手を小さく振って質問をさえぎった。8度目の正直。期するものはどれだけだったか
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将棋の藤井聡太棋聖について「対局を続ければ殺害する」という文章を日本将棋連盟に送ったとして、43歳の会社員が警視庁に逮捕されました。 逮捕されたのは、北海道釧路市の警備会社社員、畠山拓也容疑者(43)です。 警視庁によりますと、今月4日、藤井棋聖を名指しして「対局を続ければ殺害する」などという文章を、日本将棋連盟のホームページの問い合わせ窓口に送ったとして、威力業務妨害の疑いが持たれています。 警視庁がIPアドレスをもとに捜査を進めた結果、畠山容疑者のスマートフォンから投稿された疑いのあることがわかったということです。 30日午前、北海道で逮捕され、東京都内に身柄を移送されました。 警視庁によりますと調べに対して容疑を認め、「いらっとして書き込んだ」などと話しているということです。
7月16日、藤井聡太七段が渡辺明三冠を破り、3勝1敗で「棋聖」のタイトルを手にした。藤井七段は現在「17歳11カ月」で、1990年に屋敷伸之九段が打ち立てた最年少記録「18歳6カ月」を30年ぶりに更新したことになる。 気になるのはタイトル獲得による収入増だ。 将棋連盟が公表している「獲得賞金・対局料ベスト10」によれば、2019年の1位は豊島将之 竜王・名人で、7157万円。以下、 2位 広瀬章人 八段 6984万円 3位 渡辺明 棋王・王将・棋聖 6514万円 4位 永瀬拓矢 叡王・王座 4678万円 5位 羽生善治 九段 3999万円 となっており、藤井七段は2108万円(2018年は2031万円)だ。 羽生善治九段が、賞金・対局料合計で初めて1億円を突破したのは、1993年のこと。藤井七段も1億円を突破できるだろうか? それを知るために、まずは棋士の収入構造を明らかにしたい。 「棋士
将棋の藤井聡太七段が、八大タイトルの1つ「棋聖戦」の五番勝負で渡辺明三冠を相手に3勝し、自身初のタイトル獲得を果たしました。藤井七段は現在「17歳11か月」で、これまで「18歳6か月」だった将棋のタイトル獲得の最年少記録を30年ぶりに更新しました。 藤井聡太七段(17)は、史上最年少で挑む初めてのタイトル戦「棋聖戦」の五番勝負で、タイトルを持つ渡辺明三冠(36)を相手にここまで2勝1敗として、タイトル獲得に王手をかけていました。 第4局は、16日午前9時から大阪で行われ、中盤、攻め合いに持ち込んだ後手の藤井七段が、的確な寄せで優勢になり、最後は相手の攻めを受けきって、午後7時11分、110手までで渡辺三冠を投了に追い込みました。 藤井七段は3勝1敗で「棋聖」のタイトルを奪い、自身初のタイトル獲得を果たしました。 今月19日に18歳になる藤井七段は、「17歳11か月」でタイトルを手にし、平成
将棋の藤井聡太七段(17)が、6月28日に挑んで勝利した「棋聖戦」の第2局で指した手が、「AI超え」と称賛されている。 これに対して、元将棋名人で、現在はタレントとしても活躍する「ひふみん」こと加藤一二三さん(80)が「AIを過大評価する一方で、天才棋士の頭脳のきらめきやひらめきを、そもそも軽視しすぎの世の中ではないかと歯痒い想いがする」とツイートし、話題になっている。 今回、注目されたのは、58手目の「3一銀」。見ていた人ほとんどが意外に感じたが、藤井七段はこの手を選び、勝利につなげていった。 この手について、世界コンピューター将棋選手権で優勝した将棋ソフト「水匠2」開発者で弁護士の杉村達也さん(33)は、「『水匠2』に4億手読ませた段階では5番手にも挙がらないが、6億手読ませると、突如最善手として現れる手だった」と解説し、「藤井七段がAI超え」と話題になった。 この手が「AI超え」と評
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△31銀は全く浮かんでいませんでしたが、受け一方の手なので、他の手が上手くいかないから選んだ手なんだろうというのが第一感でした。50分、58分、29分、23分という時間の使い方と△31銀という手の感触からは先手がいいだろう、と。 5分くらい眺めたところでは▲79玉で互角はある、▲25銀で決まってたりしないかな、と思ってましたが、読み進めていくうちに▲79玉△46歩は少し悪いのか、▲25銀は△46桂で負けだ、となって28分考えて▲79玉とした時点では「形勢は悪いけど持ち時間の差でひと勝負」という気持ちでした。 △87歩と垂らされたところで「あれ、全然粘れない」となって、あと数手指したら、もう大差になっていました。 感想戦では△31銀の場面は控室でも先手の代案無しということでしたし、控室でも同じように意表を突かれたと聞いて、そりゃそうだよなと納得したんですが、いつ不利になったのか分からないまま
いやあ・・・。 棋聖戦第2局▲渡辺明棋聖-△藤井聡太七段。なんともすさまじい一局でした。 【追記】ヒューリック杯棋聖戦の棋譜は公式ページで公開されています。 この記事は・・・というか筆者がいつもこのヤフーニュースで書いている将棋の記事には、将棋の指し手を表す、棋譜の符号がいくつか出てきます。将棋にあまり詳しくない方のため、それは最小限にと心がけてはいます。しかしこの記事のように、どうしても符号が必要な場面は出てきます。 「符号が出てきたらもうそこで読む気をなくす」 そういう方は、符号の意味を理解する努力をされる必要はまったくありません。適当にうまく読み飛ばしてください。 (観戦記は)図面と指し手はいっさい見ない。これが面白く読むコツで、多くの人は、指し手を目で追ったりするから、すぐくたびれてしまう。文を読み、面白いと感じたら、そこで場面を見れば十分である。 出典:河口俊彦八段『将棋界奇々快
夫が七冠騒動の時は丁度婚約中だったので、夫に殺害予告はなかったんですが私の方へ殺害予告がワンサカ来ました。当時の自宅に嫌がらせ(剃刀お手紙や郵便受けに生卵、車のパンク、窓ガラス割られる等)が散々で、後で考えるに私は夫の避雷針の役割… https://t.co/gxA7yLDA2z
将棋の藤井聡太七段が4日、八大タイトルの1つ、「棋聖戦」の挑戦者を決めるトーナメントの決勝に勝ちました。今月8日から始まる五番勝負への出場を決め、タイトル挑戦の最年少記録を31年ぶりに更新することになりました。 藤井七段は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でおよそ50日間、対局ができない状況が続いたあと、2日の準決勝に勝って中1日での対局となりました。 対局は午前10時に始まり、お互いに激しく攻め合う熱戦となりましたが、午後7時44分、100手までで後手の藤井七段が永瀬二冠を投了に追い込みました。 藤井七段は自身初となるタイトル挑戦を決め、今月8日から始まる棋聖戦の五番勝負で、渡辺明三冠(36)と戦います。 藤井七段は8日の時点で「17歳10か月20日」で、平成元年に屋敷伸之九段(48)が打ち立てたタイトル挑戦の最年少記録「17歳10か月24日」を31年ぶりに更新することになります。 対
将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)が目指していた史上最年少タイトル挑戦が事実上消滅したことが4日、分かった。政府が非常事態宣言の期限を31日まで延長したことを受け、日本将棋連盟は遠征対局の延期措置を6月1日以降に延長する方針に。日程の問題により、記録更新の可能性はなくなった。 史上最年少タイトル挑戦の記録は、屋敷伸之現九段(48)が1989年の第55期棋聖戦で中原誠棋聖(当時)に挑戦した際の17歳10か月24日。4日現在で17歳9か月15日の藤井七段が記録を更新するためには6月11日までにタイトル戦の舞台に立つ必要がある。 現在、藤井七段は第91期棋聖戦決勝トーナメントで準決勝まで駒を進めており、初の大舞台まで残り2勝に迫っている。しかし、将棋連盟は緊急事態宣言が発令された4月7日に東京と大阪の将棋会館への遠征を伴う対局を延期に。愛知県在住の藤井七段は東西いずれにも遠征の必要があるため
将棋の棋士養成機関「奨励会」三段リーグの第15・16回戦が16日、東西の将棋会館で行われ、西山朋佳三段(24)が2連勝して通算成績12勝4敗でリーグ3位とし、最終第17・18回戦に女性として初めて棋士(四段)になる権利を懸けることになった。 将棋のプロは性別を問わない「棋士」と女性のみの「女流棋士」に制度が分かれており、過去に女性で「棋士」になった者は1人もいない。棋士になる権利は原則、奨励会の三段リーグを突破して四段に昇段した者に与えられる。 今期の三段リーグには30人の三段が参加。各18戦を戦い、最終順位の上位2人が四段に昇段する。同星で並んだ場合は、前期成績が反映される「順位」の上位者が上位となる。 唯一の女性としてリーグに参加している4位スタートの西山三段=順位21位=は相川浩治三段、古田龍生三段に連勝した。 1位スタートの服部慎一郎三段=持ち順位2位=は1勝1敗で通算成績12勝4
1995年初の将棋の七冠獲得に挑み敗れた。その時もうお付き合いしていて前夜に電話で応援したのを覚えています。結果は残念。世間も私もやはり七冠なんて幻…そう思いました。感想戦と打ち上げ終えた後、くれた電話忘れません。『全部防衛するか… https://t.co/IlPfbWcw1l
2月6日。東京・将棋会館においてC級2組順位戦9回戦▲桐山清澄九段(72歳)-△近藤正和六段戦がおこなわれました。10時に始まった対局は20時48分に終局。結果は102手で桐山九段の勝ちとなりました。 勝った桐山九段は1勝8敗。敗れた近藤六段は3勝6敗となりました。 桐山九段の生涯通算成績はこれで994勝950敗(勝率0.5113)。通算1000勝まであと6勝と迫りました。 将棋界では通算1000勝を達成した棋士に「特別将棋栄誉賞」が贈られます。その受賞者は、過去にはわずかに9人しかいません。桐山九段は史上10人目の通算1000勝を達成できるでしょうか。 桐山九段、堂々の完勝 桐山九段はC級2組8回戦終了時点で3回目の降級点を取ることが決まり、残念ながら既に降級が決まっています。 残る2戦で勝ち星をあげても、規定により、桐山九段は今期をもって順位戦からは引退となります。しかし他棋戦ではまだ
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