【ニューヨーク=清水石珠実】米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は27日、生成AI(人工知能)を手がける米オープンAIと同社に出資する米マイクロソフトを提訴した。2社がNYTの記事をAIの学習用に許可なく使用し、著作権を侵害していると指摘した。NYTによると、AI学習を巡って大手の報道機関が開発企業を訴えるのは今回が初めての例となる。ほかの報道機関やAI開発企業にも訴訟の動きが広がる可能性があ
AI活用を模索するとあるユーザーが10月31日、『Angry Birds(アングリーバード)』に酷似したゲーム『Angry Pumpkins』を制作したと報告。同作はグラフィックもゲームコードもすべてAIで構築したとして、大きな反響を呼んでいる。 『アングリーバード』は、Rovio Entertainmentが手がけるパズルゲームシリーズだ。同作はAndroid/iOS向けゲームとして大人気に。続編『Angry Birds 2』やPC向け展開もされた。ゲームプレイとしては、スリングショット(パチンコ)で鳥を発射。物理演算や障害物との衝突も計算に入れつつ、フィールド上の敵を倒していくのが目的となる。シンプルなルールで多くのユーザーに親しまれる作品だ。 同作に類似したゲームを「AIのみで構築した」と報告する者があらわれた。AIの活用法を模索するユーザーのJavi López氏だ。同氏は、ルーム
凄いものが出てきてしまった。 ChatGPTの「Code Interpreter」が話題になったが、あれはあくまでクラウド上で動いているだけ。それを模してローカルで動作するようになった「Open Interpreter」は、衝撃的な成果である。 Open Interpreterのインストールは簡単。コマンド一発だ $ pip install open-interpreter起動も簡単 $ interpreter -yこれだけでOK。 あとはなんでもやってくれる。 たとえばどんなことができるのかというと、「AppleとMetaの株価の推移をグラフ化してくれ」と言うとネットから自動的に情報をとってきてPythonコード書いてグラフをプロットしてくれる。 凄いのは、ローカルで動くのでたとえばApplescriptを使ってmacOSで動いているアプリを直接起動したり操作したりできる。「Keynot
昨今のChatGPTやMidjourneyなど、さまざまなジェネレーティブAIを支えるニューラルネットワークアーキテクチャである「Transformer」は、2017年にGoogleの研究者8人によって発表されました。しかし、Transformerの開発に携わった研究者は全員Googleを退職していることが報じられています。 Ex-Google Scientists Kickstarted the Generative AI Era of ChatGPT, Midjourney - Bloomberg https://www.bloomberg.com/opinion/features/2023-07-13/ex-google-scientists-kickstarted-the-generative-ai-era-of-chatgpt-midjourney 2017年にGoogleの研究
ソフトバンクは5月10日の決算会見で、LINEと共同で和製GPTの立ち上げを進めていることを明らかにした。グループのLINEが開発を進めてきたLINE AiCallなどのHyperCLOVA技術をベースに、OpenAIに追いつくことを狙う。 「GPTの基礎ベースを持っている会社は日本ではわが社しかない。これはもうやらざるを得ない。米国勢や中国勢に勝てるかどうかではなく、やらなければ今後の参加権がなくなる」(宮川潤一社長) 3月に組織を立ち上げ、合弁会社も用意した。グループ内からAI開発人材として1000人を選抜し、異動または兼務を検討している。「1000人から5000人規模の“GPT祭り”をやらなければ、日本の中でのGPTの立ち上がりはない」(宮川氏) LINEが開発してきた独自の大規模言語モデルHyperCLOVAは、LINE子会社のワークスモバイルジャパンに移管されている。Zホールディ
先日、データ解析のセミナーを開催しました。 未経験の方でも、2時間で予測モデルを作成することができるハンズオンセミナーでした。 好評だったので、その内容をYouTubeにまとめたのでご興味ある方はご覧ください。 このハンズオンセミナーで予測モデルの作り方を知った友人がchatGPTにアドバイスをもらって、データサイエンスのコンペティションサイトに応募したところ、上位6.5%に入ることができたという報告を受け、驚愕しました。 chatGPTを上手く使えば素人がプロに勝つことも十分できるのだなと実感しました。 友人が参加したデータサイエンスのコンペは、SIGNATEの糖尿病予測問題でした。 以下のような進め方をしたとのことでした。 まず、問題の概要を説明して、どのように進めていけば良いかを確認したそうです。 そうすると、chatGPTからデータサイエンスの問題を解くための手順を一覧化してくれて
対話型AIのChatGPTや画像生成AI「Stable Diffusion」などの「ジェネレーティブAI」は、「公共の安全を脅かす兵器」とAI技術倫理団体が指摘したり、世界のGDPを7%増加させ3億人の雇用に影響を与えるとゴールドマン・サックスが調査報告を発表したりと、大規模な影響を世界や人々に与えると考えられています。その一方で見逃されがちな被害として、ChatGPTなどのAIを利用したボットがスパムとしてコミュニティを荒らしまくっている実情を、掲示板型ソーシャルニュースサイトRedditのモデレーターが語っています。 Reddit Moderators Brace for a ChatGPT Spam Apocalypse https://www.vice.com/en/article/jg5qy8/reddit-moderators-brace-for-a-chatgpt-spam-
SF小説雑誌「Clarkesworld Magazine」が「AIによる盗作の投稿が増えた」として新作投稿受付を停止しました。盗作の投稿は2022年末から急増しており、盗作のほとんどはChatGPTなどの高性能チャットAIを用いた作品だとされています。 A Concerning Trend – Neil Clarke http://neil-clarke.com/a-concerning-trend/ Clarkesworld Magazineの編集者であるニール・クラーク氏によると、Clarkesworld MagazineにはチャットAIの発達以前にも毎月数件の盗作が投稿されていたとのこと。しかし、チャットAIが発達し始めてから盗作の投稿件数が爆発的に増加してしまいました。 以下のグラフは、Clarkesworld Magazineに投稿される盗作の数を月ごとにまとめたものです。盗作投
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。Twitter: @shiropen2 米カリフォルニア工科大学に所属する研究者らが発表した論文「Online internal speech decoding from single neurons in a human participant」は、四肢まひの参加者が話したり話すまね(口パク)をしたりせず、単に考えている単語を脳から予測できるブレイン・マシン・インタフェース(BMI)を提案した研究報告である。脳内で単語を発話するイメージをしてもらった脳信号を記録して予測する。 電極を脳に埋め込み、脳からテキストを生成する侵襲的なBMI研究が多数報告されている。これまでの研究では、参加者が言
2022年12月、アマゾン(Amazon)の社内Slackチャンネルには「ChatGPT」に関する社員からの質問であふれていた。ChatGPTとは同年11月下旬のリリース以来テック業界を賑わせているジェネレーティブAIツールだ。 Slackのチャンネルに寄せられた質問は、例えばこんなものだ。アマゾンの社用デバイスでChatGPTを使う際の手引はありますか? そもそも自分たちはChatGPTを仕事で使ってもいいのですか? ChatGPTのようなジェネレーティブAIツールをどこまで使っていいか、AWS(アマゾンのクラウド部門)としての見解を示してほしい、などだ。 これらの質問に対し、Insiderが確認したスクリーンショットではアマゾンの上級顧問弁護士が回答している。 同弁護士は従業員に対し、ChatGPTに「アマゾンの機密情報(自分が作業中のアマゾンコードを含む)」を書き込まないよう注意喚起
テクノロジーニュースメディアのCNETがスタッフ向けの電話会議で、AIを使って作成した記事の公開を当面停止すると説明したことが報じられています。また、CNETと同じ系列のメディアでも、AIを使って書かれた記事の公開が停止されるとのことです。 CNET pauses publishing AI-written stories after disclosure controversy - The Verge https://www.theverge.com/2023/1/20/23564311/cnet-pausing-ai-articles-bot-red-ventures 2023年1月にウェブマーケターのガエル・ブレトン氏が「2022年11月からCNETの金融解説記事がAIによって作成されている」と指摘。記事の著者は「CNET Money」となっており、記事内をクリックするとAIが書いた
IDEにChatGPTを統合、「この関数のテストコードはどこ?」「XXXを実装するならどう書けばいい?」など、AIでコードと対話できる「qqbot」登場 テキストから高度なイラストを生成するAIや、人間と自然な対話を可能にするAIが最近話題になっています。 この人間と自然な会話をするAIチャットの代表的なサービスであるChatGPTの派生サービス(Variant of ChatGPT)をVisual Studio CodeなどのIDEに統合し、開発中のコードについて「この関数のテストコードはどこ?」などと対話できる「qqbot」が登場しました。 開発したのはDan Robinson氏。 Introducing qqbot, a variant of ChatGPT that lives in your IDE. The cool thing about qqbot is that it k
21日は認知症への正しい理解と支援を呼びかける世界アルツハイマーデーです。日本でも認知症の早期発見と治療が課題となるなか、大手通信会社が、AI=人工知能を活用し、認知症の疑いがあるかどうかを、電話で測定するサービスを無料で始めました。 大手通信会社が始めたのは、電話をかけたうえで、その日の日付と、自分の年齢を答えるだけで、脳の健康状態をチェックし、認知機能を測定するサービスです。 電話のガイダンスに従って回答すると、AI=人工知能が、声のトーンや回答の速さなど、1000余りの要素を分析し、その場で認知症の疑いがあるかどうか、音声で結果が伝えられます。 判定にかかる時間は、およそ1分で、会社では、軽度の認知症の疑いがあるかどうか、93%の確率でチェックできるとしています。 厚生労働省によりますと、認知症の高齢者は国内で600万人以上いるとされ、2025年には、65歳以上の人の5人に1人に当た
スマートフォンに仏像の姿をしたAI=人工知能が表示され、仏教の教えをもとにさまざまな悩みに答えるシステムを京都大学の研究グループが開発しました。 「ブッダボット」と名付けられた対話型のAIは、京都大学「人と社会の未来研究院」の熊谷誠慈准教授や、僧侶などでつくる研究グループが開発しました。 AR=拡張現実の技術が使われ、システムを立ち上げるとスマートフォンのカメラ機能を使って画面上に立体的な仏像の映像が表示されます。 そして、利用者が悩みを打ち明けると、AIがあらかじめ学習した2種類の仏教の古い経典をもとに1000パターンの回答を文字や音声で返します。 例えば、「悩んでいます」とだけ話しかけると、AIは「努力と知恵によって心のけがれを取り除けばよい」と説いていました。 また、「どうしたら幸せになれるか」と聞くと、「怠けずに努力し、よく考えることで本当の幸せが得られる」と答えていました。 この
Telexistence株式会社(以下、TX)は2022年8月下旬から、独自開発したAIロボット「TX SCARA」を、主要都市圏のファミリーマート300店舗に順次提供します。 自動制御と遠隔操作で飲料を補充 「TX SCARA」はAIの自動制御により、24時間飲料補充をおこなうロボットです。 同ロボットのAIシステムは、ロボットに搭載されている複数のカメラでスキャンされた飲料陳列棚データから、品薄になっている各飲料を検知し、陳列のための最適なパスプランを生成。98%を超える精度で飲料を自動的に補充することができます。 陳列位置を間違える、飲料が倒れるなど、環境の変化による陳列エラーが起きてしまった場合は、ロボットがTelexistence(遠隔操作)モードに移行。 リモートオペレーターによる、VRシステムを通じた遠隔制御で迅速な復旧が可能なため、店舗スタッフがそれまでの作業を中断して、ロ
アルファベット傘下のAI企業、ディープマインドは、2億種類以上のタンパク質の構造予測データベースを公開した。既知のタンパク質ほぼすべてに相当し、生物学の研究や創薬のプロセスを大きく変える可能性がある。 by Melissa Heikkilä2022.07.29 9 13 アルファベット傘下の人工知能(AI)研究企業であるディープマインド(DeepMind)は、同社の「アルファフォールド(AlphaFold)」が、既知のほぼすべてのタンパク質の構造を予測することに成功したと発表した。2億種類以上のタンパク質構造予測データベースを無料で提供する。 ディープマインドが2020年にアルファフォールドを発表したとき、科学界を驚かせた。科学者は、生命に不可欠なタンパク質がどのような構造をしているのかを何十年もかけて解明しようとしてきた。それは生物学における「大きな難問」の1つと考えられていた。タンパク
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