東芝の上場維持審査を延長 来春「監理銘柄」に 東証：朝日新聞デジタル東京証券取引所は１９日、東芝の「特設注意市場銘柄」への指定を継続すると発表した。子会社で新たな不正会計が先月発覚し、９月に提出された報告書で示された内部管理体制などの改善では不十分と判断した。東芝に対し、新たな報告書を来年３月１５日以降、改めて提出するよう求めた。 東証は当初、来年３月をめどに上場維持か廃止かの判断を出す見通しだったが、東芝は先月、子会社で約５億円の売上高水増しが見つかったと発表。東証は「報告書の妥当性に疑問符がついた」（幹部）として、指定継続を決めた。東証の判断は来年度前半になる見通し。 東証は、来年３月１５日に東芝を上場廃止の恐れがある「監理銘柄」にも指定。新たに提出される報告書でも、内部管理体制などの改善が認められなければ、東芝は上場廃止となる。名古屋証券取引所も１９日、同様の措置を発表した。 東芝は２００８年度からの約７…
