公文書管理法では、行政機関が文書を作成するとファイル管理簿と呼ばれるリストに載せる。廃棄する際は内閣府公文書管理課にリストを示して同意を得る必要がある。しかし保存期間1年未満の文書は、例外的に管理簿に載せる必要がなく、担当部課の判断で捨てることができる。 PKO日報も「軽微な文書」 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣している陸上自衛隊部隊の作成している「日報」も、保存期間1年未満の軽微な文書だとされていた。この文書を巡っては防衛省が「廃棄したので存在しない」と説明したが、統合幕僚監部のほか、陸自内にも電子データとして保管されていたことが明らかになった。 昨年7月11、12日の日報には「戦闘」との表現があり、現地の実態を知るうえで重要な資料だと思われる。また陸自の内部資料「国際活動教育隊の教訓業務の流れ」によると、「PKO等教訓レポート」「派遣部隊の日報等」は「主要教訓資料源」と位