PyCon JP 2017 の Sprint Day で、久しぶりに Nexedi の社長の田原さんに会って話をすることができた。 Nexedi は、長いこと OSS の ERP パッケージ ERP5 をベースに、システム開発の仕事をしている。 「高い ERP パッケージで何億も使ったあと、にっちもさっちもいかなくなって、この残ったお金でなんとかしてください」 と泣きついてくる会社は、(僕にも想像はできてたけど)やっぱりあるそうな。 「何億も使っちゃう前に、うちに来てくれたらいいのに」 という愚痴が出ていたので、きっとそのパターン何回もあるんだろう。 僕は社長じゃないし、年取って擦れてしまったので、 「まあ、そんなこともあるよねー。それでも、最近は、背に腹は代えられないと(僕はNexedi は凄い会社だと思うけど) Nexedi みたいな小さな会社でも(そして、 BeProud のような会
もう15年以上前に3か月くらい、金融系の SIer のピラミッドの底辺でOracle のバッチファイルを書いたことがあった。 それまでは、協力会社の手は借りつつも自分たちで受託開発している会社にいたので、プログラムを書けないプロパーが Excelに書いた謎詳細設計書を元に、外注がコードを書くという経験は初めてだったので、 「へー、こんな世界があるんだぁ。もう二度とやりたくない。」 と思ったものだった。 SIer が成立する条件だった系列親会社のハード(AWS使うのでいらない)やミドルウェア(AWS のRDSとか) やパッケージ(今どきは、シュリンクラップソフトウェアあじゃなくて、サービスとして提供されてたりするし・・・)を組み合わせて、あとは人海戦術で外注に丸投げだったのに、一番おいしいところがなくなってきていて、いまは業態として苦しいんじゃないのかな 競争力の源泉ソフトウェア開発は 「プ
サーバーの停止が必要な作業があるとする。 普通に考えて N 時間くらいかかるだろうという作業を念のため 2N 時間、さらになにか不慮のトラブルがあってやり直したり切り戻したりするために 4N 時間停止する可能性があると見積もったとする。 減点主義の組織だと、自分の身を守るために 4N とか 8N の時間が確保され、実際に N 時間で作業が終わったとしても、残り 7N の時間サービスを再開しなかったりする。 停止時間を見積もった人、許可を与えた人、作業する人、全員がサービスを享受しているユーザーにとってサービス時間が短いほうが嬉しいということをまったく考えていない。 「停止は最大 8N 時間を見込んでいますが、もっと早く終わるかもしれません」 ということが言えない。 ソフトウエア開発でも、 ○人日を想定して見積もって金銭の支払いは発生するにしても、 それより早くできてはやく使えるなら、その分
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