今日はデフレに関して最近ふと思いついたことを適当に書いてみる。いつもの口上ではあるが、素人の思いつきなので、あくまでもそのつもりで読んでいただければ幸甚。 構造改革によるデフレ解消について デフレというのは貨幣という商品の魅力が高過ぎてそちらに需要が集まりすぎている状況である、とするならば、構造改革でデフレを脱却せよ、という主張は、実物財の魅力を貨幣に対抗できるくらい高めよ、という趣旨かと思われる。しかし、一般の商品同士の競争と比較して、貨幣という商品を相手にした競争では実物財が決定的に不利な点がある。 例えばある会社(ないし業界)が苦境に陥っている場合、競合商品より自分の商品がもっと売れるようにするためには、基本的に以下の2つの方策のいずれか(もしくはその組み合わせ)を採ることになる。 商品の魅力を高める 価格を引き下げる だが、貨幣という商品の魅力に対抗しようとする時には、後者の方策は