iPhone5S, iPad Airで64bit ARMプロセッサをいち早く製品化したAppleですが、驚きのニュースがありました。 AppleはOS X, iOSのコンパイラツールチェインをgccからclang/LLVMに移行しています。その64bit ARM向けのバックエンドをLLVMのコミュニティに公開し、それを本家のツリーのメインラインに統合するという話です。 ニュースの概要は以下の記事で読むことができます。 Apple Open-Sources Their 64-bit ARM LLVM Back-End - Phoronix その続報。 Apple, LLVM Developers Figure Out Their 64-Bit ARM Approach - Phoronix 一次ソースを自分でも確認しました。ことの始まりはLLVMdevのメーリングリストのこの投稿。 http
オープンソースで有名なEric S. Raymondが、自由ソフトウェアで有名なRichard Stallmanに、GCCのアンチプラグインポリシーについて突っ込んでいる。 GCCは、長年、コンパイラーのモジュール化を政治的な理由で行っていなかった。もし、例えばパーサーや意味解析だけを分離して使えるようにしたり、内部表現を規格化したりしてしまうと、GCCの一部が、不自由なソフトウェアに取り込まれたり、あるいは不自由なソフトウェアがGCCのプラグインという形で入り込むことになってしまう。これは、利用者の自由を第一とする自由ソフトウェアにとって、悪夢のような未来である。そのような未来を未然に防ぐために、政治的な理由で、GCCのはプラグインに反対するポリシーを採用している。もし、GCCを改良したければ、自由なソフトウェアとなるべきなのだ。そして、GCCのプロジェクトに参加するべきなのだ。 とはい
最近の投稿 問題: 積み木を10個積み上げるのにかかる時間は 2020/8/20 木曜日 Google の G Suit Team から “[Action Required] Remove internal links to the G Suite Domain Contact page for your organization” ていうメールが来た 2020/8/14 金曜日 NZXT H1 と ROG STRIX B550-I GAMING で組んでみた 2020/7/17 金曜日 花粉症対策2019 2019/3/16 土曜日 マルチディスプレイ時のDisplayPort問題を何とかしてみた 2019/1/12 土曜日 REALFORCEソフトウェアがインストールできない(解決済) 2018/12/6 木曜日 GeForce RTX 2080 Founders Edition を買
JAXAのH2Bロケットに搭載されたTOPPERS/HRPカーネルでの開発環境構築を基にした,高信頼環境におけるgccの能力と,立ちはだかる壁のお話.
こんにちはサイボウズ・ラボの光成です。 今回は3月30日に開催された「x86/x64最適化勉強会5」の模様についてお伝えします。 x86/x64最適化勉強会会場 プログラム開発においては、開発の段階において早すぎる最適化は悪、本当に必要になってから最小限だけ行いなさいと言われています。 また今どきのコンパイラは優秀なので、下手な小細工はせずにコンパイラに任せておくのがよいとも言われています。 もちろん一般的にはそれは正しいのですが、普段動画や音声を利用するときに使われているコーデック、ネット上での決済時に利用される暗号ライブラリなどは、人の手によるアセンブリ言語で開発されていることが多いのもまた事実です。 私が主催しているこの勉強会はそういう下回りのライブラリを開発するときに必要な技術や情報の交換のために行っています。 ustreamで過去の会の動画も含めてみることができます。 以下、やや
[Phoronix] LLVM Developers Ponder Using C++11 Features [LLVMdev] Using C++'11 language features in LLVM itself LLVMのMLで、LLVMのコードにC++11のいくつかの基本的なコア言語機能を使うべきかどうかという議論がなされている。議論を発起したChris Lattnerのメールによれば、 平穏な日だから、ちょっと混ぜっ返すことをしようか。 LLVMで、auto指定子とかrvalueリファレンスとかlambda式等といった、基本的なC++11の言語機能(C++11のライブラリ機能は除く)を使い始めるのは、狂気だろうか? 思うに、いくつかの簡単な決まりを設ければ、まともにやっていけるんじゃないだろうか。例えば、言語機能はMSVC 2010以降と、GCCのあるバージョン以降(GCCの
前回の「3日で出来るLLVM」にひきつづきLLVM解説本をC83で出します。 タイトルは表紙のきつねさんが特徴の「きつねさんとおぼえるLLVM」です。 LLVM狐本で覚えて下さい! フロントエンド,ミドルエンドは柏木餅子(id:motipizza, @sui_moti)、バックエンドは私が担当しました。 表紙は引き続き矢上さん(blog,tumblr)に書いて頂きました。 (前回同様タイトルと内容があっているとは限りません!!) 内容としては前回からの加筆修正版となっており、主な追加要素としてはJITコンパイルの方法, Passの書き方, バックエンドではオブジェクト生成の方法などがあります。 前回購入された方でも十分満足できる内容が追加されているのではないかと思います。 特に餅さんが担当したJITコンパイルのところは非常に面白い話になっています。 私が担当したバックエンドも構成を見直して
Useful Links Forums LLVM Discourse Mailing Lists: Commits List Discord (Real-time Chat): Discord IRC Channel: irc.oftc.net #llvm Calendar: LLVM Community Calendar Dev. Resources: doxygen Sources (GitHub) Code Review Blog Bug tracker Buildbot Green Dragon LNT Scan-build llvm-cov Compile-time tracker Release Emails 18.1.1: Mar 2024 18.1.0: Mar 2024 17.0.6: Nov 2023 17.0.5: Nov 2023 17.0.4: Oct 2023
freenodeでチャットしていたら、Clang開発者の一人から、Clangは現時点で最も優れたC++11コンパイラーである、と言われた。またまたご冗談を。たしか数ヶ月前に確認した時、ClangはGCCより実装している機能の数で劣っていたはずだ。Clangには確かに将来性を感じるが、まだまだ時間が掛かるだろう。どれ、どれだけ進んだか、一応確認してやるか、と、Clangの状況を確認してみた。 Clang - C++98 and C++11 Status なんだと! コア言語では、Forward declarations for enumsとGeneralized attributesとInheriting constructors以外すべて実装し始めているではないか。このうち、ユーザーにも分かりやすい重要な機能はinheriting constructorぐらいなので、実質残すところの機能は
2016/05/04 LLVMのビルド方法 2014/04/08 OpenJDKのビルド方法 2014/02/23 作成したスライド 2014/02/22 JVM(HotSpot) VS. Dart VM 2014/02/16 RevisionLog32000台 DartVMのリビジョンログ 2014/01/11 RevisionLog31000台 2013/12/23 RevisionLog30000台 LLVMとの連携方法 2013/12/09 LLVMに関して LLVMのデバッグ方法 SSA形式 2013/11/10 RevisionLog29000台 2013/10/21 JITコンパイラ メニュー 自動並列化 ベクトル化 GCCに関して 2013/10/20 RevisionLog28000台 2013/09/28 RevisionLog27000台
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く