スケールワームと呼ばれる深海に棲息する生き物で詳しい事は分かっていない。今回は南極の海で発見されたという。これぞまさにクリーチャー!
ルビーシードラゴンは2015年に見つかったシードラゴンの新種だが、実際の海に生息している確証はなかった。そこで、研究者らがビデオカメラとライトを付けた小型潜水機を沈めたところ、世界で初めて海の中で生きている個体の撮影に成功した。(海中映像は1:02前後から。説明は英語です) 珠玉の発見とはこのことか。このほど、米国スクリップス海洋研究所の研究者らによるチームが、鮮やかな赤色をしたルビーシードラゴン(Phyllopteryx dewysea)が泳ぐ姿の撮影に初めて成功し、1月12日付けの科学誌「Marine Biodiversity Records」誌に論文とともに発表された。 撮影場所は西オーストラリア州エスペランス沖のルシェルシュ群島。体長25センチほどの成魚の生きている姿が観察されたのも今回が初めてになる。ルビーシードラゴンは2015年2月に新種として発表されており、150年ぶりに発見
クレナイホシエソ(Pachystomias microdon)は目の下に3色のライトを持っている。いかにも便利そうな器官だ。(PHOTOGRAPH BY THE OCEAN RESEARCH & CONSERVATION ASSOCIATION, INC) われわれ人間は世界を見て回るのが好きだが、時として驚きは自身の体の中からも見つかる。 たとえば腸間膜もその1つ。これは腸と腹壁をくっつけているだけのパーツと長く思われてきたが、新たな研究によると、それ自体を臓器と見なすべき器官だという。 そこで今回は、「他の動物にあって、人間にはない器官」を集めてみた。(参考記事:「自らを飾る驚異の装飾系動物6選」、「見た目とキャラが違っている生き物6選」) 中には、思わず動物たちがうらやましくなるようなものもあるかもしれない。 発光器 魚は発光器を持ち、自ら光を放つことができる生きもののひとつ。中でも
北極圏に位置するプトランスキー自然保護区のプトラナ台地。春にできた氷の割れ目が静脈のように広がる。(PHOTOGRAPH BY SERGEY GORSHKOV) 波乱に満ちたロシアの歴史の中に、あまり知られていない1つの遺産がある。自然を守りたいと願う人々の数十年にわたる努力によって実現した、自然保護区の制度だ。なかにはあまりに辺境にあったり、保護が厳しすぎたりして、ロシア人でさえほとんど足を踏み入れない場所もある。 2017年は、その創設から100周年の節目に当たる。皇帝の支配を終わらせてソビエト連邦を誕生させた十月革命と同年の出来事だった。これを記念し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、2017年を「環境と自然保護区の年」と公式に宣言している。
この動物、アレで表現されているんです。人間と自然とアートが融合した世界2017.01.10 10:03 そうこ すごい! けどシュール。でもやっぱりすごい! ボディペイントとロケーションがピタリと組み合わさったときだけ出現するウミガメ、白鳥、フクロウ…。この謎の動物はGesine Marwedelさんの作品で、このほどDesign You Trustが取り上げました。 キャンバスとなるモデルが絶妙なポージングをし、Geisineさんがペイントしていきます。作品の鍵となるのはロケーションで、撮影のためにしっくりくる場所を探すのに最も時間をかけているそう。 image: (c) copyright by Gesine Marwedel/Barcroft Images image: (c) copyright by Gesine Marwedel/Barcroft Images ボディペイントと
奇妙な生き物や、迫力満点のダイナミックな場面、動物たちの驚きの行動など、2016年にもさまざまな動画を紹介してきた。その中から特に話題を呼んだ、選りすぐりの「話題作」を振り返ってみよう。(参考記事:「2015年に話題を集めた動物の動画トップ10」) 10. 目玉がかわいい海の生き物 8月、調査船ノーチラス号に乗り込んで、米国カリフォルニア州沖の海中を撮影していた研究者たちが、水深約900メートルの海底で出会ったのは、大きな目をもつ紫色の生き物だった。イカなのか、タコなのか? 「クリクリ目玉」でこちらを見つめるユーモラスな姿に、研究者や船の乗組員はこらえきれずに笑いだした。 ボウズイカ(学名:Rossia pacifica)は北太平洋に生息する小さな頭足類。深海に暮らす生物としては、さほど珍しい存在ではない。(参考記事:「【動画】深海で幽霊のようなタコを発見、新種か」) 静かな湾内で、船や桟
Gorgeous Sea Blob in #MontereyBay! slideshow: https://t.co/EM83EAB7YF #MBARI #larvacean pic.twitter.com/OTklCjVSAf — MBARI (@MBARI_News) 2016年12月6日 1900年に発表されて以来、決定的な目撃情報がなかった謎の生物の存在が、ついに確認された。 上の写真に見られるようにおぼろげなこの生物は、米モントレー湾水族館研究所(MBARI)の遠隔操作型無人潜水機(ROV)が米国カリフォルニア州モントレー湾の深海で捕まえたものだ。オタマジャクシのような形をしたこの半透明の生き物は、オタマボヤの一種で、体長は10センチ足らずしかない。(参考記事:「深海水族館の謎の生きもの」) ただし、タンパク質とセルロースの「家」を身にまとい、その直径は1メートルを超える。使い捨
ハワイのリーワード諸島でプラスチックごみを食べるクロアシアホウドリ。(PHOTOGRAPH BY FRANS LANTING, NATIONAL GEOGRAPHIC) 世界の海がプラスチックごみだらけになるにつれ、多くの海洋動物が驚くほど大量のプラスチックごみを食べていることが分かってきた。しかし、動物プランクトンからクジラまで、大小さまざまな動物がなぜプラスチックを餌と間違えてしまうのかはあまり調べられてこなかった。(参考記事:「座礁したクジラの胃から自動車部品」) 今回、新たな研究により、その謎の一端が明らかになった。プラスチックごみは餌のような匂いがするというのだ。(参考記事:「海はゴミ箱? 母なる海に迫る危機」) 多くの海鳥は、オキアミという小型の甲殻類を主な食料にしている。そのオキアミは藻類を食べるのだが、藻類が海中で自然に分解するときに、硫黄臭を放つジメチルスルフィドという物
人間の持つ身体的な条件が、想像力の限界を作っていることに歯がゆさを感じたことはないだろうか? ましてVRというテクノロジーが実現した現代においても、いまだそれに縛られているとしたら。 多くのVRコンテンツは、人目線の経験や出来事の焼き直しだ。たとえファンタジーやSFのような架空の世界の表現であっても、誰かしらが経験したことや培ってきた概念の産物である以上は、人間の知覚をベースにしていることに変わらない。そのためか、少なくとも筆者から見た従来のVRコンテンツは、刺激的でこそあっても世界の見方を根本的に変えてしまうほどのインパクトはなかった。 だが、ここにブレークスルーが起きた。それが、虫や動物たちの知覚をVR動画とサラウンド音声、振動で再現する『In The Eyes of the Animals』だ。このインスタレーションは、再生した瞬間から人間の知的予想をはるかに超えた世界を体験できる。
エイリアンのような外見のクシクラゲは、見た目はクラゲと似ているものの、まったく別の動物だ。大きく異なるのは、クラゲがひとつの穴から食事も排泄も行うのに対し、クシクラゲは口とは異なる肛門孔をもつ点で、これがその様子を初めて撮影した映像。新たな研究によると、きわめて根本的なところで、クシクラゲと我々には共通点があるのかもしれない。(肛門孔から排泄する様子は1:10前後から。字幕解説は英語です)(Video courtesy William Browne) 肛門の起源について、定説はこうだ。かつて、あらゆる動物の祖先はただの塊に口がひとつあるだけの単純な生物で、その穴で食事も排泄も行っていた。しかし、長い時を経て、体が細長くなるとともに、口と反対の端にもっぱら排泄を行う肛門ができ、口と肛門の間には消化管のある動物があらわれた。 この定説は、現生の動物を観察した結果生まれたものだ。植物と勘違いされ
カリブ海にすむケヤリムシ、ビスピラ・メラノスティグマ(Bispira melanostigma)。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL BOK) ケヤリムシは、動物というより羽根ぼうきに見える。海で泳いでいるとき、羽根のような触手の束が岩から生えていたら、それがケヤリムシだ。触手は口の周りから伸び、周囲の水中に含まれる微小な餌をこし取る。すぐそばまで近付くと触手はすぐに縮こまり、棲管(せいかん)と呼ばれる巣に引っ込んでしまう。この中に、ミミズのような細長い体が隠れている。 このようにすばやく反応できるのは、触手に目があるからだ。彼らケヤリムシは、不審者の接近を目の付いた口で監視できる「生ける羽根ぼうき」といえる。 最も単純な動物の目は、濃い色素のある光検出器からなる。この目で、持ち主はいわば「1画素」で世界を感じる。正確な像とは言えないが、光や影の方向を知るには十分だ。このように単
米海洋大気局(NOAA)では昨年夏よりアメリカ、ハワイ沖の海を調査中だが、パパハナウモクアケア海洋国定公園の海域にある深さ2,100m地点で巨大な生物を発見したという。 大きさは長さ5m、高さ2m、幅1.5mとちょっとしたミニバンレベルのものだ。水中探査機に接続されているリモートカメラに、青白色で脳のような外観をしているこの生物が映し出された時、研究者らは度肝を抜かれたという。
中国浙江省舟山市の漁師が、見たこともない謎生物を捕獲したとして話題となっている。この生物がとらえられたのは2016年4月26日、長江で漁をしていたところたまたま捕えたという。
広さ150万ヘクタール近いタンザニアのセレンゲティ国立公園。ヌーやシマウマ、ガゼル、それらを狙う捕食動物が数百万頭も生息する「野生の王国」だが、こうした太古の自然が今まで残ってきたのは奇跡といえる。では、なぜ残ったのだろうか? それは、人々がこの貴重な野生を守るという誓いを立て、絶え間ない努力を続けているからだ。 セレンゲティの水場に集まる動物たちをとらえるため、ウィルクスは高さ5.5メートルの足場の上に隠れ場所を設置して、その中で30時間もねばった。この作品を制作するため、太陽光パネルで発電しながら、合計2260枚の写真を撮影した。 写真=Stephen Wilkes
原発事故後、福島でイノシシの数が爆発的に増加しており、農作物などを荒らすなどの被害が深刻になっている。人がいなくなった避難指示区域で、繁殖が進んでいると見られており、地元は対策に頭を悩ませている。海外メディアは、同じく原発事故が起こったチェルノブイリの例をあげ、事故がもたらした野生動物への影響を報じている。 ◆イノシシ大繁殖で被害も甚大 ワシントン・ポスト紙(WP)は、2011年の原発事故以来、福島県のイノシシによる農作物への被害は2倍に増加し、2014年度は金額にして9800万円を超えたという読売新聞の数字を紹介し、被害の深刻さを伝えている。 町をうろつくイノシシに攻撃され負傷したという事件も、ここ数年増加しており、イノシシの増加は、市民の安全にも深刻な脅威となっている。県はイノシシの駆除をハンターに奨励してきており、14年度に駆除されたイノシシの数は11年度の4倍以上に増え、約1万30
1年ぶりに水槽の掃除をしようと思い立ったYOUTUBEのユーザー、gurutek氏はその時初めて水槽の中に巨大なオニイソメが潜んでいたことに気が付いたという。 体長はおよそ1.2mはあるという巨大種。どうやらこのオニイソメ、通常は砂の下に隠れており、深夜に顔だけだして捕食活動を行っていたのだろうとのこと。
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