7月27日、 中国が24日に打ち上げた大型ロケット「長征5号B」の残骸が、今週末にも大気圏に再突入するとの見通しが明らかになった。写真は24日、海南省文昌衛星発射場から打ち上げられる同ロケット(2022年 ロイター/China Daily) [北京 27日 ロイター] - 中国が24日に打ち上げた大型ロケット「長征5号B」の残骸が、今週末にも大気圏に再突入するとの見通しが27日、明らかになった。専門家によると、可能性はかなり低いものの、人口密集地に落下する恐れも否定できない。残骸は制御不能で、正確な落下地点を予測するのは現時点で困難という。 在米の専門家は、大気圏再突入で燃え残った多くの残骸が長さ約2000キロ、幅約70キロの地域に降り注ぐ恐れがあると指摘。米国の非営利団体「エアロスペース・コーポレーション」は、落下推定時刻を日本時間31日午前9時半ごろから前後16時間と予測した。