性にまつわるシーンや演技面において、専門的な知識をもとに俳優が安心して演技に挑めるような環境づくりやサポートをするインティマシー・コーディネーター。隠していた感情を閉じ込めたり、本当はやりたくないにも関わらずやらざるを得ない状況で演技をしたり、俳優たちへの負担が多かったとされる今までの映画づくりを変えるという意味でも、新しい職業として注目が集まっている。 今作は、男性同士のセックスを扱う上でインティマシー・コレオグラファーがゲイのセックスの動きや所作を監修。さらに、LGBTQ +インクルーシブ・ディレクターのミヤタ廉が今作に参加している。彼は、ゲイのセリフやムードや習性、所作などあらゆる角度で“いかに違和感がないか”という観点で作品を監修。ヘテロセクシャルやゲイが描かれた状況をスムーズに受け入れられる環境づくりに徹したそうだ。