地方の人口減少、少子高齢社会化が加速するなか、地方創生という視点での「地域複業」という働き方が注目されている。都市部に拠点を置いたまま、地方の企業・団体を含めて複数の仕事をする地域複業。人材ビジネスを展開するパソナのグループ企業「パソナJOB HUB」(東京都港区)では、地域複業のマッチング事業を展開している。四国経済産業局の受託のもと、3市でマッチングプログラムも行われた。 旅するようにはたらく「地域複業」について、JOB HUBの加藤遼ソーシャルイノベーション部長は「私たちが実現したい理想への思いも込めて、複数の仕事を全て本業として取り組む働き方」と説明する。「副業」は収入の補完的な目的でとらえられるが、「複業」は収入面に限らず自己実現、社会貢献、地域活性化などの複数の目的を持って自律的に働くスタイルという。 首都圏を中心とする都市部の会社員や小規模事業経営者が今の仕事と並行して地方の