ラグビー日本代表として史上最多の98キャップ(出場試合数)を持つ大野均(ひとし、愛称=キンちゃん)さんが引退した。仲間やファンに誰よりも愛されるとともに、ラグビーの多様性を象徴する存在でもあった。日本代表と東芝で僕が一緒にプレーした「均ちゃん」の思い出を振り返ってみたい。スマートフォンに均ちゃんがバスケットボールをしている動画が残っている。僕が東芝のコーチをしていた2018年に撮影したものだ。
9月20日に幕を開けたラグビーW杯2019日本大会は、43日を経て今夜、最終日を迎える。 予選4プールから20チームで争われたトーナメントで最後に勝ち残り、ウェブ・エリス・カップへの挑戦権を得た2チームは、白衣のイングランドと緑のジャージの南アフリカ。 4年間を最高の形で締めくくるのはどちらのチームとなるだろう。 そして、決勝はどのような戦いになるのだろうか。 ------ 小細工なしの真っ向勝負で勝ち上がってきた南アは、この決勝も自分たちの強みを最大限に活かしてぶつかっていくいだろう。 ただ小細工はしないと言ったが、プランがないとは言っていない。 南アで注目すべきはスタメンとリザーブの顔ぶれ、とりわけリサーブの3人、HOマルコム・マークス、PRヴィンセント・コッホ、スティーブン・キッツォフだ。 この第一列は、本来だったら1本目のフロントローなのだが、ノックアウトラウンドに入ってからとうい
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は準決勝でイングランドがニュージーランドを下し、決勝進出を決めた。この一戦で話題を呼んだのは試合前にオールブラックス伝統の「ハカ」にイングランド選手たちが応酬。V字隊列で取り囲むシーンは今大会屈指の名場面となったが、主催者の国際統括団体ワールドラグビーはこの行動でイングランドに罰金処分を科したことが明らかになった。 【画像】ハカ奇襲の瞬間、実は笑っていた! 「今年の一枚だ」「壁に貼りたい」と海外絶賛、その表情は…イングランド主将の“不敵ニヤリ写真”の実物 「イングランドがニュージーランドのハカにV字フォーメーションで対峙して罰金処分」と報じたのは、英地元紙「ガーディアン」だった。 その奇襲は世界中を驚かせた。オールブラックスが「ハカ」の隊列を組み、リード役が掛け声を上げ始めると、イングランドも動いた。敵陣にゆっくり歩き出すと、センターサークル付近でV字
10月の第4週、関東はまたも台風21号から変化した温帯低気圧が大雨をもたらし、千葉では河川の氾濫が起きた。 自然災害の多い日本だが、今年の秋はそれがもたらす結果が深刻だ。 ラグビーW杯でも、予選プールの2試合が台風のリスクで中止になったが、その判断は正しかったように思う。 日本が初のノックアウトラウンドに進出したことで話題になったラグビーW杯だが、その他にもこの台風による試合中止や、ティア1の伝統国でないアジア初開催など、2019年大会は歴史に残るW杯になるだろう。 その大会に、史上初の3連覇という新たな歴史が生まれるだろうか。 それとも、ラグビーの母国がそれを阻むだろうか。 ------ 今夜、日産スタジアムではラグビーW杯の準決勝が行われる。 対戦するのは黒衣の絶対王者ニュージーランドと、白のジャージに身を包んだイングランド。 ------ 前大会、自国開催でありながら予選プール敗退と
4年に一度のラグビーワールドカップが、今回、日本で開催されることになり、大いに盛り上がっています。 このワールドカップの期間中、各試合ごとに優れたプレーをした選手(Player of the Match)を選出し、その活躍を讃えるためにトロフィーが渡されます。 今回、このデザインを「折り紙をモチーフとしたものにしたい」という話をいただき、全面的に協力させていただきました。 実際に声をかけていただいたのは5月ごろで、そこから紙での試作、3Dデータの提供という流れで、初期デザインを担当させていただきました。 コンセプトは、日本の文化、テクノロジー、そして選手とファンの情熱です。 最初は、曲線での折りを入れたいと思っていたのですが、今回は試合会場にてトロフィーの表面にレーザー彫刻を施すという新しい試みを行うために、形は多面体で表すことになりました。また、製造上の制約から、あまり複雑な折り形状を含
いよいよラグビーW杯日本大会の開幕が目前に迫った。出場20か国はまず9月20日からグループリーグ4試合を行い、上位2チームが進出するベスト8をかけて戦う。日本代表の最後の腕試しとして行われたのが、6日に行われた南アフリカとの一戦だ。 結果は7対41の完敗。とはいえ、守備の面では日本よりも大きくて力強い南アフリカ相手に当たり負けすることなく対抗でき、上位国と対等に戦えるレベルに達したと言えるのではないか。 主将のリーチ・マイケルは、試合後の会見で「この試合でティア1の圧力、強さは改めてわかった。準備としてはいい試合だった」と振り返った。後半途中から登場のスクラムハーフ流大(ながれ・ゆたか)も試合後のインタビューで「(いい攻撃もできたが)そこでトライまでいけないのがティア1というか、優勝を争う国との差だと思う」と課題を口にした。 これらのコメントで気になるのが「ティア1」という単語だ。「ティア
岩渕健輔氏がGMについてから、日本ラグビーの強化試合の相手は一気に豪華になったように見える。しかしその陰では、地道な交渉が重ねられていたのだ。 世界のラグビー界は、階級社会だ。 GMを務めていると、こう実感することがよくあります。 たとえばイギリスにスポーツ観戦に行かれたことのある方はおわかりになると思いますが、ラグビーとサッカーなどでは明らかにファンの層が違う。ラグビーは選手もファンも上流階級出身の人々が多いのに対して、サッカーは大衆向けのスポーツとしての色彩が強い。 「ラグビーは紳士がやる野蛮なスポーツ、サッカーは大衆が行なう紳士的なスポーツ」という言葉を耳にされた方もいると思います。これは競技の内容もさりながら、社会的な背景も反映したものなのです。 このような階級社会然とした体質は、試合の現場ではなく、運営側に目を向けるとより顕著になってきます。私がGMとして乗り越えなければならなか
ホーム・ネイションズ(英: Home Nations)は、文脈に依存して2つの意味を持つ総称である。 概要[編集] 政治的には、連合王国(イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズ)の構成国のネイション(nation)を意味する。 スポーツでは、もしそのスポーツがアイルランドラグビー協会のようにアイルランド島全体を代表する組織によって統括されていれば、「ホーム・ネイションズ」はグレートブリテン島を構成するネイション(イングランド、スコットランド、ウェールズ)と総体としてのアイルランドネイションを指す。 この二重の意味は1800年から1922年までの間全域が連合王国に含まれていたアイルランドの分割(英語版)から現在まで続いている。ホーム・カントリーズ (home countries) という用語も同義語として使用されることがある。 この用語は英国自転車連盟(英語版)によって、コ
ラグビーユニオン(英: Rugby Union)は、ラグビー誕生とされる1823年[2][3][4][5]以後、各地で異なるルールを統一するために、1871年にイングランドで発足したラグビーフットボールユニオン(Rugby Football Union、RFU)[4][5]の活動を源流とする、ラグビーフットボールの15人制フォーマットおよびその競技愛好者の総称である[5]。現在、ワールドラグビーがラグビーユニオンの世界統括団体となっている[6]。フォーマットが異なる13人制ラグビーのラグビーリーグと対比される[7]。(「ラグビーリーグとラグビーユニオンの比較」も参照) 概要[編集] ラグビーフットボールは、アソシエーション・フットボール(いわゆるサッカー)と異なり、ボールを手で持って走ることが許されている[8]。 1895年に、イングランド南部のラグビーフットボールユニオン(RFU)と、イ
20日にあったラグビー・ワールドカップ(W杯)準々決勝で日本代表が南アフリカ代表に敗れた後、南アフリカの国営放送「SABC」は、4年前のW杯イングランド大会で日本が34―32で南アを破り、「スポーツ史上最大の番狂わせ」と呼ばれた試合を踏まえ、「(南ア代表は)悪魔を追い払う必要があった」と報じた。「辛抱強さが鍵だったが、終盤にトライを続けた」とし、「勇ましい日本を打ち破った」と報じた。 最大都市ヨハネスブルクで実施されたパブリックビューイングを中継した地元テレビ「eNCA」も「日本は4年前、南アフリカに恥ずかしい思いをさせた。前半は(僅差(きんさ)の試合展開に)いらだったが、勝利をものにした」と伝えた。観戦していたファンは「日本は強いチームだったが、我々が準決勝に進んだ。このまま勝ち上がり、優勝カップを取ってくれるはずだ」と叫んだ。 南アフリカの地元ニュースサイト「スポーツ24」は日本戦を速
「先に我々のメンバーを見たことで、相手が作戦を変更してきても、それは私がどうこうできることではない。関係ありません」試合3日前に登録メンバーを発表した南アフリカのエラスムスHCは言った。 ------ ラグビーワールドカップは予選プール1ヶ月の激闘の後、ノックアウトラウンドが始まり、準々決勝の2試合が行われた初日は、イングランドとニュージランドがそれぞれ圧倒的な強さでオーストラリアとアイルランドを封じ込めて準決勝進出を決め、今日行われたトーナメントの反対の山、ウェールズ×フランスは激闘の末にウェールズが勝負をひっくり返し、わずか1点差で試合を制した。 ------ そして夜、準決勝の最後の椅子を巡って日本×南アフリカの対戦が行われる。 日本と南アフリカといえば、4年前のW杯を思い起こさずにはいられれない。 世界中に全く注目されない中、日本は大会の良い試運転になると目論んでいた南アフリカを撃
shike.hatenablog.com の続きです。 やっぱり駅前から大騒ぎ スペクテータープラザに行くべきという話。 そして試合 再びスペクテータープラザ まだまだ続く饗宴 やっぱり駅前から大騒ぎ ウエールズ-オーストラリアの大一番を前にして、 こんな感じですよ。 駅前でビール飲んで立ったままおしゃべり。 ムードが日本じゃない。 おっと、こちらは日本の至宝、この方もいましたよ。 森山漠さん。ちなみにCOOPYはオーストラリアのアダム・アシュリークーパーね。神戸製鋼にいました。かっこいいんだよなあ。 僕はこんな感じで、両方応援モード。 スペクテータープラザに行くべきという話。 前回観戦時は、試合が始まるかなり前から座席に座り、試合が終わったら出口に直行したんだけど、あとで「スペクテータープラザ」なるものがあることがわかった。 これは試合会場に入場したあとに入場できる「もう一つの会場」で、
「私たちは胸を張っていきたい。間違いなく大きな体験で、感極まってしまうほどだ。私たちのパフォーマンスが祖国のパワーになれば」 プールA、0勝4敗で大会を去る事になったロシア代表、ワシリー・アルテミエフキャプテンは、試合後、晴れ晴れと語った。 「素晴らしいチームと試合をする機会が失われたことは辛い。こんな決定はおかしい。日本に台風が来るのは珍しくないのだから、他のやり方を用意していないのはおかしい」 台風19号の影響で試合中止、ニュージーランドと勝ち点2を分け合い、W杯史上最高の勝ち点を獲得しながらプール敗退となったイタリア代表、セルジオ・パリセキャプテンは言った。 -------- ラグビーW杯は大会23日目、プール戦の帰趨が次々と決まっている。 勝負事である以上、必ず敗者が出るのがスポーツだが、勝ち負けや勝ち点の勘定が全てであるなら、こんなセリフは出ないと思う。 当事者にとって、この大会
Scotland crashed out of the Rugby World Cup at the pool stage for only the second time after being beaten by an irrepressible Japan in Yokohama. Gregor Townsend's side needed four more points than the hosts but, despite leading through Finn Russell's try and mounting a comeback, they fell short. Kotaro Matsushima, Keita Inagaki and Kenki Fukuoka all crossed before half-time, before the latter blas
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、日本テレビ系が生中継した5日の日本×サモア戦(午後7時15分)の平均視聴率が32・8%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。 瞬間最高視聴率は午後9時23分の46・1%だった。同9時22分、後半最後のプレーで日本代表のWTB松島幸太朗がチーム4トライ目を決め、ボーナスポイントを獲得した直後だった。 日本×サモアは午後7時30分にキックオフ。9時24分にSO田村優がコンバージョンを決め、38-19でノーサイドを迎えた。 日本代表戦の視聴率はここまで、9月20日のロシアに30-10で勝利した開幕戦は日テレ系が中継し平均18・3%、瞬間最高25・5%。28日にアイルランドに19-12で勝利した試合はNHKが中継し平均22・5%、瞬間最高28・9%だった。 13日に決勝トーナメント進出をかけて戦う日本×スコットランド戦は、日テレ系で
サッカーと言えば縦縞。ラグビーと言えば横縞。 近年、サッカー界では必ずしもそうとも言えなくなってきたけれど、ラグビー界では依然として縦縞に対する拒絶反応があるっぽい。昔、神戸製鋼がユニフォームを縦縞にしようとして、偉いヒトが激怒した、なんて話も聞いた記憶があるし。 なので、ギョッとした。釜石でのフィジー対ウルグアイ戦。試合後、歓喜にむせぶウルグアイ応援団の中に、黒と黄色のストライプを着た兄ちゃんを発見してしまったからである。これは捨てておけない。秘密兵器を握りしめ、わたしは突撃した。 「あなたが着ているのは、ペニャロールのユニフォームですか?」 「そうです。わたしはペニャロールのファンです」 「サッカーファンなのに、ラグビーのワールドカップを観に来たのですか?」 「はい、わたしはそのためだけに日本に来ました」 「サッカーファンがラグビーを応援する、あるいはラグビーファンがサッカーを応援する
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