アパレル界隈から、退職のメールが次々に届く。過去、アパレル勤務の転職先といえばアパレルだった。プレスから別のブランドのプレスへ。でも、今回はみんな他業種へ移ってる。15年選手もザラ。みんなファッションを愛してやまなかった人たち。日本のファッションは終わりに近づいている。
父が亡くなってその跡目を継いでしばらく、同業者や近所の人からの呼ばれ方がそれ以前の"あだ名呼び"から"名字+さん付け呼び"に変わりました。寂しさを感じつつも仕方ないと思っていたのですが、最近すっかり以前のあだ名呼びに戻っています。かしこまった呼び方をしていたのを忘れたのか、気楽な関係に戻ろうとしてのことか、あるいは「やっぱりこいつじゃ頼りなくて家の代表として認められないわ、あだ名呼びで十分」と判断されたのか。最後なら悲しいのですが、そっちとしか思えない今日この頃。 その一人、同業者の人にちょっとグチられました。わたしはあまりやらないのですが、その人はブランドもののバッグを主力商品として取り扱う店の人なので、話は自然とそっち関係に。その人が言うには 「最近の若い人はルイ・ヴィトンとかシャネルとか買わなくなった」 らしいのです。中古品取り扱いの商売人にとってブランドバッグと言えばルイ・ヴィトン
7月 28 百貨店は「殺される」のではなく「自死」しているだけ Tweet カテゴリ 百貨店 誰が百貨店を殺すのか 閉店続き、市場規模36年ぶり6兆円割れ http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/depth/072400684/ この記事が日経ビジネスオンラインに掲載された。 オンラインはダイジェスト版で、こちらは誌面に掲載されたそのままである。 タイトルのつけ方は何とかの一つ覚えとしか言いようがなく実態を反映していないといえる。アパレルは「殺された」側面があるが、百貨店は記事中にもあるように、小売りの王様だった60年代・70年代にその優越性から、納入メーカーにリスクを押し付け、今に至るわけだから「殺された」というのは当てはまらず、「自死した」というべきであろう。 この記事は全般的によく考察されていると思うが、百貨店の売上高低下につ
12月 15 洋服が売れにくい理由 Tweet カテゴリ 去年の秋口から月に2回、ファッション専門学校で講義(というか業界漫談?)を行っているのだが、つい先日、年内最後の講義をした。 相手は来春から就職する学生たちである。 彼らに対して言いたいことは「今は洋服が売れにくい・売りにくい時代」であるということ。 「売れない」ではない。 なぜなら、苦戦する大手アパレル各社でも減収したとはいえ、500億円とか1000億円とか2000億円の売上高があるからだ。売上高がゼロになっているわけではない。 しかし、高度経済成長期やバブル期ほどの売れ行きではない。 なぜ「売れにくい・売りにくい時代」になったのか。 理由をいくつか挙げてみたい。 1、可処分所得が減った人が多い 2、トレンドが長期間ほとんど変わらない 3、消費者はすでに多くの洋服を持っている 大きくはこの3つであろう。 バ
20代の私がまだ小学生だったころ、ユニクロが世界に現れた。安くて品質が悪いものと、高くても品質がいいとは限らない服しか無かった世の中に、ユニクロは「安くて品質がいい」服を連れてきた。 タートルネックやジーンズは使いまわしがきくから重宝した。地元のEDWINが潰れた。2003年にはヒートテックが出た。完売御礼で手に入らないレアアイテムと化したヒートテックのために、転売ヤーまで出た。 オシャレな友人はユニクロをバカにしていた。カラーバリエーションも一世代古いし、形がベーシックすぎる。真実だ。だが、当時流行っていた10代のブランド - CECIL McBEEを筆頭としたギャル服かグランジファッションはどちらも縫製がお粗末すぎて、1回洗えばほつれるような品質。値段はユニクロの3倍。「質を選ぶから、私はユニクロ」と堂々と言える時代だった。 さて、10年経った。 この前久しぶりにユニクロへ服を買いに行
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