2024.3.3 崇宝会 2024.3.9 澤風会 2024.3.10 澤風会 2024.3.12 坂井同門会 2024.3.15 第39回久習會 2024.3.16 宝生会定期公演<午前の部> 2024.3.16 宝生会定期公演<午後の部> 2024.3.23 樹翔会 2024.3.24 古今狂言会 2024.3.31 柿原崇志三回忌追善囃子会 一覧を見る
平日の昼下がり。京都市北区の住宅街に謡が漏れる。能ワキ方高安流・谷田宗二朗さん(84)宅。味わいのある枯淡な声と力強い朗々とした声が掛けあう。谷田さんが、弟子の小林努さん(28)に稽古(けいこ)をつけていた。 八畳あまりの部屋。小林さんが舞い動くと、谷田さんはよけながら、座る位 置を移す。ふだんはフローリングの客間で、ソファを運び出して稽古場に変えている。 能の演じ手は、主役のシテ方とわき役のワキ方、劇の間をつなぐ狂言方に分かれる。シテは面 をつけ、伝統の型に沿った様式美の演技を見せるのに対し、ワキは場の設定を説明するなど、補助的な役回りを担う。 ワキはわずか6人 現在、京都のシテ方は約100人だが、ワキ方は6人。谷田さんは最長老だ。谷田家は父の代からのワキの家柄。当初は兄が家を継ぎ、谷田さんは狂言の茂山家に入門した。しかし、兄が病死しワキを継ぐことになった。 「シテが色彩画としたら、ワキ
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