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読み物と海外に関するtoyaのブックマーク (1)

  • 神様は遠くにありて想うもの - チェコ好きの日記

    初めて訪れたヨーロッパの都市は、チェコのプラハだった。パリを経由して飛行機が空港に着いたとき、時計は23時をまわっていた。空港の無愛想なおばさんからタクシーの乗り場を聞き出して、私は車の窓から、初めてヨーロッパの街並みをその目で見ることになったのだった。 語学のテキストでしか見たことのなかった文字が、現実の看板や標識としてその場所にあることが不思議だった。石造りの重厚な橋は、東京にもありそうななんてことのないネオンを、見たこともない光のように輝かせた。プラハは決してニューヨークのような大都会ではなく、野心とか、成功とか、そういうギラギラした欲望とは無縁の街だ。うっすらと街灯がともる歴史ある古都は、ただそこに佇んでいるだけである。だけど、今にも消えてしまいそうなその光を、私はたまらなく美しいと思ったのだった。 あれから何年か経ち、私はその間に、たくさんの海外の都市を訪れることになった。もう私

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