世界三大レースの一つといわれる米国伝統の自動車レース、第101回インディアナポリス500マイル(インディ500)は28日、米インディアナポリスのインディアナポリス・モータースピードウエーで決勝が行われ、元F1ドライバーの佐藤琢磨(40)=ホンダ=が日本人初優勝を果たした。 琢磨は勝者の飲む牛乳でびしょぬれになりながら世界三大レースの一角を制した喜びを話した。インディ500ではレース勝者がシャンパンではなく、ミルクで祝福されるのが伝統だ。 その由来は1936年に3度目の勝利を飾ったルー・マイヤーが、バターミルクの一気飲みを披露したことだった。映画や新聞を通じで全世界に流れ、それを見た乳業メーカーのデイリー・インダストリー社が、1946年に500ドルの賞金をつけて勝者にミルクを振る舞ったことが、始まりとされている。 その後、一時中断されていた勝者のミルクだが1956年に復活して以来、インディ5