上五島国家石油備蓄基地(かみごとうこっかせきゆびちくきち、英文社名:KAMIGOTO OIL STORAGE COMPANY, LTD.)は、長崎県南松浦郡新上五島町に位置する石油備蓄基地。独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が所有し、上五島石油備蓄株式会社が操業管理業務を受託している。 施設概要[編集] 上五島国家石油備蓄基地の洋上貯蔵施設 メガフロートを使用した世界初[1]の洋上タンク式石油備蓄基地として、日本の石油需要7日分[2]に相当する440万klの原油を貯蔵している。折島と柏島との間に防波堤が設けられ、その東側の、二重の浮式防油堤に囲まれた海域に5隻の貯蔵船を係留。タンカーで輸送された原油は折島のシーバースからパイプラインで貯蔵船に移送される。貯蔵船は1隻あたり長さ390m・幅97m・深さ27.6mで、最大貯蔵能力は88万kl。内部は9つの貯蔵ブロックが設けられ、外部と貯