先日ドイツのフランクフルトで開催されたフランクフルトブックフェアでも、今年最大のヒット作である Fifty Shades of Grey が話題となりました。同作は、現在までに全世界で5千万部を売り上げたわけですが、フェアにおいて、このヒットは生き残っていく出版社のビジネスモデルの例となるのではないか、という指摘がありました。同作、最初はトワイライトの同人として細々と電子書籍を売っていたわけですが、途中からRandom House とBertelsmannという大手出版社が販売に関わり、グローバルなネットワークを使って、同作品のプロモーションを行っています。二社のグローバルなネットワークに編集者や営業担当者の強力なプッシュがなければ、あれだけ短期間の間に世界中で爆発的なヒットになることはなかったとうわけです。同作品のヒットに触発されて、最近では、大手出版社が同人作品を発掘し、営業と配信代行