1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。 今週のキーワード 真壁昭夫 経済・ビジネス・社会現象……。いま世の中で話題となっているトピックス、注目すべきイノベーションなどに対して、「キーワード」という視点で解説していきます。 バックナンバー一覧 なぜ明暗がこれほど分かれたのか? 電機大手8社が持つ「強み」と「弱み」 わが国の電機大手が、2012年3月期における業績予想の下方修正を相次いで発表している。 それを見ると、パナソニックが7800億円、シャープが2900億円、ソニーが2200億円、NECが
つい先日、富士通がグループで抱える3万人ものSEを再教育して、職務転換を行う計画であるというニュースを知りました。 富士通の3万人SE職務転換大作戦は成功するのか? - GoTheDistance 一つのシステムを複数の企業などが利用するクラウドサービスがこのまま普及すれば、顧客の要望を聞いて個別システムを作り込むSEは仕事がなくなり、余剰人員問題が顕在化するからだ。 クラウドの普及により、オーダーメイドでシステムをゼロから構築する必要がなくなり、そもそも顧客からの要件をまとめてシステムを設計するSEの仕事が不要になったり、基盤を構築、運用するエンジニアが不要になるということは、最近になってよく言われることであり、特に新しいことではありません。もちろん、クラウドの普及によって、これらの伝統的なSEの仕事が少なくなり、人員が余るという議論は間違いではないと思います。 ただし、一方でより本質的
全文は紙面でないと読めないのが残念ですが、非常に気になるニュースが飛び込んできました。 富士通、余剰SE変身作戦 富士通がグループで抱える約3万人のシステムエンジニア(SE)の大がかりな職務転換に乗り出した。一つのシステムを複数の企業などが利用するクラウドサービスがこのまま普及すれば、顧客の要望を聞いて個別システムを作り込むSEは仕事がなくなり、余剰人員問題が顕在化するからだ。野副州旦元社長の急進的な改革路線を修正した富士通はSE余剰問題で軟着陸を目指すが、クラウドの奔流にのみ込まれる危うさもはらむ。 富士通、余剰SE変身作戦 実は富士通グループさんには弊ブログを頻繁にご覧頂いておりまして、企業ドメインの中では最もアクセスの多いドメインであります。クロールしにきているのかなと思うぐらい。ブログで言及している「なんでもかんでも受託開発では、もうSIビジネスで成長することは出来ない」という危機
富士通は12月15日、業務の監視・分析ソフトウェア製品の最新版「Interstage Business Process Manager Analytics V12」を発売した。2012年1月26日に出荷を開始し、価格は300万円(税別)から。 新製品は富士通研究所が開発した「ビジネスプロセスディスカバリー」機能を搭載。同機能は、システムのログやデータから業務フロー図を自動的に作成するもので、同社グループなど70社以上の業務シーンで採用された実績があるという。 この機能を利用することで、担当者の思い込みや主観に左右されることなく業務フローを可視化できる。ログから典型的なプロセスと判断されたルートを太線で示し、各ルートの実行回数や平均処理時間もが表示する。業務プロセスの実態が一目で分かり、想定外の処理や非効率な処理を容易に発見できるとしている。 またフロー図を基にマウス操作やメニュー選択などに
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