【シンガポール=吉村英輝】シンガポールの東南アジア研究所が、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の識者に行った意識調査で、平和や繁栄に貢献する国として日本が最も期待されていることが明らかになった。同研究所は「日本は重責を担うことになった」と論評している。 調査は、昨年11月18日~12月5日、10カ国の政策、研究、ビジネス、市民社会、メディアの専門家ら1008人にネット上で実施した。「東南アジアの状況2019」として近く公表する。 国際平和と安全保障、繁栄、統治に「正しい行動をとる」と「信じている」との回答を得た主要国・地域は、日本(65・9%)、欧州連合(EU、41・3%)、米国(27・3%)、インド(21・7%)、中国(19・6%)の順だった。 日本を信頼している度合いを国別でみると、カンボジア(87・5%)、フィリピン(82・7%)、ミャンマー(71・9%)の順で高かった。同