ソニーは25日、パソコン向け光ディスク駆動装置事業から撤退する方針を固めた。販売競争が激しく単価も下落しており、事業継続は難しいと判断した。 事業を手掛ける子会社のソニーオプティアークの業務を来年3月末に終え、その後清算する予定。国内外約400人の関連従業員は、早期退職を募り削減するほか、一部はグループ内で配置転換する。 ソニーは2012年3月期連結決算の純損益で4年連続の赤字に陥った。今年度中に国内外のグループ従業員を1万人規模削減するリストラを進めており、今回の事業撤退もその一環とみられる。 ソニーオプティアークは06年にNECとの共同出資で設立され、08年にソニーが完全子会社化した経緯がある。