中国の先月の海外からの直接投資の額は、ヨーロッパの信用不安問題の影響で各国の企業の投資活動が冷え込んでいるため、前の年の同じ月と比べて6.8%減少し、4か月続けて前の年を下回りました。 中国商務省の沈丹陽報道官は19日の記者会見で、先月の海外から中国への直接投資の額が84億3000万ドルで、前の年の同じ月と比べて6.8%減少し、4か月連続で前の年を下回ったと発表しました。 ことし1月から先月までの直接投資の額を地域別で見ますと、EU=ヨーロッパ連合からの投資が前の年の同じ時期に比べて6.3%減少し、アメリカからの投資も0.6%減少しており、ヨーロッパの信用不安問題の影響で各国の企業の投資活動が冷え込むなか、欧米各国からの投資の減少が目立っています。 一方、同じ時期の日本からの直接投資の額は、前の年に比べて17%のプラスと、前の月とほぼ同じ水準の高い伸びを維持しましたが、日本の産業界の一部に