僕が『CITY HUNTER』シリーズで、一番思い入れがあるのが『CITY HUNTER 2』の49話「さらばハードボイルド・シティー(前編)」(脚本/平野靖士、絵コンテ・演出/加瀬充子、作画監督/本橋秀之)、50話「同(後編)」(脚本/平野靖士、絵コンテ/山崎和男、演出/藤本義孝、作画監督/谷口守泰)の前後編だ。今回の敵は、東京に原子爆弾を仕掛けたテロリスト集団ブラックアーミー。香は、彼らによって洗脳され、敵に回ってしまう。僚と香の対決、作動を始めた原子爆弾の解体が、後編のクライマックスとなる。これが猛烈に盛り上がる。 僚は、香を正気に返そうとするが、彼女は僚に銃を向ける。僚は反撃しない。傷つきながらも香に近づいていく。「お前が元に戻らないのなら、生きていてもしょうがない」と言って、あえて撃たれようとするのだ。香との熱い口づけもある。そして、僚は、銃を撃つ事で原子爆弾を解体する。どう考え