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ブックマーク / note.com/calbee (4)

  • 続・謎の女流棋士|Calbee

    2ヶ月前、「謎の女流棋士」と題する記事を書いたところ、思いのほか反響が大きかった。マンガの入門書で将棋を覚え、ゲームとネット将棋で強くなった小学生が、大学院まで進んだところで突如プロ入りを目指し、女流棋士となって活躍しているという話である。さて、それからどうなったのか。 その後の経過 謎の女流棋士こと加藤圭女流初段は、その後も順調といってよい。記事を書いた日以降の成績は6勝3敗。マイナビ女子オープンは予選決勝で敗れたものの、女流王位戦の予選を突破して挑戦者決定リーグ入りを決めた。女流王位リーグは全5局。挑戦の可能性があることはもちろん、経験を積むことができるという意味でも大きい。 10月26日からはスポーツ報知で加藤女流初段の自戦記(岡田美術館杯女流名人戦リーグ5回戦 対千葉女流四段戦)が掲載されている。第1譜には以下のように書かれていた。 女流名人リーグは女流棋士にとって憧れの舞台であり

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    toya
    toya 2020/11/07
  • 謎の女流棋士|Calbee

    女流名人リーグの意外な展開 第2次藤井フィーバーに沸く将棋界であるが、藤井二冠の絡まない棋戦ももちろん進行している。その中で私は、ある棋戦の勝敗にやや意外な印象を受けた。女流名人戦である。 現在では、ヒューリック杯清麗戦(優勝賞金700万円)、マイナビ女子オープン(同500万円)、リコー杯女流王座戦(同500万円)という高額賞金棋戦があり、これらの方が格上とされているものの、女流名人戦はもっとも長い歴史を持つ格式ある女流棋戦である。そして女流名人戦の特徴は、挑戦者決定リーグの存在である。リーグ参加者は全10名。前期タイトル戦五番勝負の敗者1名、前期リーグ戦2~6位の5名、そして高い競争率の予選を勝ち抜いた4名が総当たりで争う。「当たり」の運・不運がないため、このリーグで好成績を上げることは女流棋士にとって名誉なことである。 その女流名人戦リーグが進行中で、昨日(8/24)5回戦がすべて終了

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    toya
    toya 2020/08/25
  • 解説名人について解説する(本編)|Calbee

    昨日のNHK将棋トーナメント、田奎五段-星野良生四段の解説は三枚堂達也七段であった。三枚堂七段は立ち姿がよく、指し手の解説も落ち着いてこなしている。できればもう少し声を張ってほしいところだが、ここさえ直せばいずれ解説名人を狙える器だと見た。 将棋の魅力というものは、解説者の存在なしにはなかなか伝わらない。視聴者の棋力はプロに大きく劣るため、指し手の意味・深みは解説があって初めて理解できるものである。また、視聴者が知らない対局者のエピソードを盛り込み、人柄を伝えるのも解説者の役目である。稿では現代将棋界の解説名人をできるだけ多く取り上げ、その特徴を解説してみる。以下、大きく「正統派」と「一芸派」に二分して紹介する。なお、棋士に対する敬称は筆者との年齢差やファン一般から見た親しみやすさを考慮し、「先生」で統一はしない。 正統派羽生善治九段 説明不要のビッグネーム。ザ・将棋界の顔。多忙な羽

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    toya 2020/08/17
  • 名人、渡辺明|Calbee

    2000-2009振り返れば、いろいろなことがあった。 20年前の2000年4月、史上4人目の中学生棋士として華々しくデビュー。 しかし、過去3人のように順位戦を駆け上がることはできなかった。 C2に3年、C1にも3年留まった。 C1の1年目は9勝1敗。このわずか1敗で昇級を逃す。3年目、8勝1敗で迎えた最終局。すでに竜王の地位にあり、逃すことが許されない2度目のチャンス。しかし完敗を喫し、体育座りでうなだれた。直後、競争相手の敗戦による幸運な昇級を知る。 B2は10戦全勝で駆け抜けた。B1に達し、ようやく名人位が視界に入ってくる。この年、佐藤天彦と豊島将之が三段リーグを抜けた。 B1の1期目。実力も勢いもある。ここも全勝で駆け抜けるはずだった。しかし「鬼の棲家」が許さない。6回戦を終えてまさかの1勝5敗。5敗目の翌日はショックと発熱で寝込んだ。そこからは意地を見せて6連勝。だが、通過には

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    toya
    toya 2020/08/17
    書く将すごい
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