タグ

ブックマーク / voluntas.medium.com (11)

  • 時雨堂創業 12 年目

    2013 年 3 月 8 日に時雨堂を創業し、2024 年 3 月 8 日で時雨堂創業 11 年、そして 12 年目にはいりました。あっという間です。 起業のきっかけは、ある経営者に「貴方がどんなに一生懸命に製品を作ってもそれは会社のものでしかないので、自分の会社を持って自分の製品を作って、売った方がいい」といわれた事なんですが、それから 11 年立ちました。 起業したときから状況も大きく変わりました。自社製品の売り上げだけで会社が回っています。今後の時雨堂について雑に書いて行きます。 少人数でスケールする製品を作り続ける時雨堂はパッケージソフトウェアのサブスクリプションで稼いでいる会社です。営業もいないため、買いたいといってくれる企業に売るだけです。 社員が社内にあるライセンス発行サーバーに Tailscale でリモートで繋いでライセンス (JSON ファイル) を発行し、ライセンスフ

  • ChatGPT で何が変わったか

    2023 年 3 月時点で、自分の開発スタイルがどう変わったかを雑に書いておく。 どんなタイミングで何を聞いているか主に GoTypeScript や W3C や IETF の仕様について聞く場合はほぼ ChatGPT Plus を利用している。間違いとかはどうせ公式ドキュメントを読めばいいので、正しさは求めておらず、きっかけを求めている。 最近では Cloudflare Workers 上で動く WebAuthn サーバーを実装しているが W3C の WebAuthn を開きつつも、ほぼ ChatGPT相談しながら実装している。 TypeScriptUint8Array から ArrayBuffer に変換する方法を聞いたり、証明書について聞いたりと色々。参考までにどんなことを聞いているかを紹介しておきたい。 WebAuthn で送られてくる署名の r と s がたまに

    ChatGPT で何が変わったか
  • 企業 OSS を継続開発するためにやっていること

    時雨堂は企業か開発する OSS としていくつかのリポジトリを GitHub に公開しています。これらを継続的に開発するためになにをしているかを書いていきます。 まとめOSS に利益を期待しないコミュニティや社外の人と仲良くするOSS に理解のある人だけを社員として雇う前提オープンソースのライセンスは Apache License 2.0ソースコードはオープン、開発はクローズコミュニティは Discord のみOSS の定義“オープンソースの定義” を前提としています。 時雨堂が OSS 採用しているライセンスである Apache License 2.0 は OSI 承認オープンソースライセンスです。 そのため時雨堂が公開している OSS は Apache License 2.0 のもと、利用可能です。 ソースコードはオープン、開発はクローズド 時雨堂の OSS の開発方針は Lua の開発

  • 時雨堂 7 期振り返り

    期末が 9 月なので残り 3 ヶ月切りました、振り返りは何度やってもいい、ということで少し早いですが振り返ることにしました。 秋の時代 豊作の秋今期はなぜか馬車馬のように働いた前期の過去最高の売上をさくっと超えてしまう予定です。自社製品の売上は前期比で現時点で 1.5 倍で、もう少し増えそうです。 想定とは大きく異なりますが、会社的にはとても良い結果になりそうです。経営者的にはまったく機能していないことがよくわかります。 方針通りには進んだ前期の始まりに掲げた会社の方針は以下のとおりです。 今期は新規のお手伝いする場合は WebRTC や負荷試験など時雨堂が今後やっていこうとしている方向に絞って受け、それ以外は自社製品にコミットしていくという方針を取っていきますこの方針はほぼ守れています。 WebRTC と負荷試験以外の仕事はほぼ受けていません。それ以外の仕事はお手伝いしてくれている める

    toya
    toya 2019/07/19
  • 食べていけてる時は無理に稼がない

    ありがたいことに自社製品が多くの企業に導入して頂けており、自社製品の売上だけでべていけるようになりました。 今までは自社製品だけではべていけなかったため、外のお手伝いをしていました。ただ自社製品だけでべていけるようになったのは経営者としてはじめてなので、どうしてみてるかを書いていきます。 会社の状況従業員たちの給与と会社の維持にかかる費用はすでに自社製品の売上で十分まかなえています。普通に賞与も出せるレベルです。 自社製品はパッケージ製品のため、運用などはありません。労働時間は 6 時間の定時労働、土日祝日、年末年始はお休みです。残業はお手伝い系の仕事が忙しくなるとありますが、自社製品に関しては皆無です。 パッケージ製品の開発方針機能より品質重視という方針をとっています。またカスタマイズは受けていません。そのため、自社製品に関しては顧客との調整などは発生しません。サポートの問い合わせ

    toya
    toya 2019/05/19
  • 評価制度について – V – Medium

    評価制度について年一回、自分の考えを書いていくということをやっていくことにする。 自社の評価制度評価制度自体がないので、評価は行っていない。給与も同じで賞与も同じ。詳細を知りたい方は評価制度の無い評価制度という資料があるので見てもらいたい。 従業員が数名であることもあり、評価制度がない状況でうまく回っている。実際社員に聞いても評価制度がないのは働きやすいとのこと。 会社の事業に対してコミットし、会社の利益がでれば賞与として還元される。この仕組で困っていない。 評価制度に対する考え上司による評価、経営者による評価、全方位評価、様々な評価を受けてきたが、残念ながらどれも満足した評価制度だったことはない。 評価制度は「その評価制度」をハックする仕組みがあるのが問題だと考えている。自分はどうもその評価制度をハックするのがうまいようで、今の所不当な評価をされたことはない。 ただ、ハックできない人が評

    toya
    toya 2018/12/23
  • 自分が働きたい会社にしない

    時雨堂は会社の仕組みを Gist でオープンにしている。実はあの仕組みは自分が働きたいと思う会社の仕組みではない。 時雨堂は 10:00–17:00 の定時制で 6 時間労働。さらには仕事は選べない。技術もあまり選べない。月給は安く抑えられており、賞与は保証なし。ただし儲かった場合は賞与を高めに出す。評価制度はない。 時雨堂で自分が従業員として働きたいとは思っていない。自分が従業員として働くのであれば、裁量労働で、仕事は好き勝手に選べて、給与は稼いだ分だけほしい。さらに技術は自分が使いたいものを使う。ただし堂はあってほしい。 ではなぜ時雨堂は自分の働きたい会社になっていないのか。それは単純で自分はあくまで経営者であり、従業員ではないからだ。そして自分は社会不適合者であるため、従業員としてやっていけなかったから起業した身であるからだ。 つまり従業員としてやっていけなかった人が望む会社の仕組

    toya
    toya 2018/08/11
  • 集中力のない人の戦略

    集中力がないといろいろなところで苦労します。とりわけ苦労したのが学校です。学校では決められた時間で学ぶ授業、決められた時間で問題を解き結果を出す試験があります。これが当に集中力のない自分には地獄でした。とにかく決められた時間で何かをするというのがとても苦手でした。 恐ろしいほど集中力がなく、決められた時間の中で結果を出すことができない自分がどうやって仕事をしているのかという話を書いてきます。 ダラダラ継続する結論を先にいうと「人の何倍も時間をかけて、常に変化する分野ピンポイントにダラダラと継続する」という戦略を取ることにしました。 継続といえばカッコイイですが所詮は「ダラダラ」です。つまり気分が乗ったときだけダラダラとやっていきます。 ただ、ダラダラやるのも1年、5年、10年と続ければ結果は出ます、多分。 また、常に変化する分野であれば集中力よりも、継続が求められるはずだとも考えました。

    toya
    toya 2018/06/28
  • フルリモートワークを諦めた

    正社員のフルリモートワーク採用を目標としていたが諦めた。 現在、自社では週1出社それ以外は自宅からのリモートワーク社員がいる。一緒に働いて感じたことはフルリモートワークの場合はうまくやっていくことはかなり難しいだろうと感じたことだ。 自社では自社パッケージ製品を開発している。この開発には双方向のコミニュケーションがかなり必要になる。特に顔を突き合わせて話すというのがとても重要になる。さらに感覚的な話も多くなりがちだ。 実際、週1出社してる社員とはよく話をする。仕事の話、雑談。当に色々話をする。 特に自社は社員も少なく1社員が担う範囲も多く、意思疎通がとても重要になる。これが週1出社してもらうだけで、かなり違う。ギャーギャー面と向かって話ができるというのはとても重要だと感じたのだ。 フルリモートワークになると出社は月1回とかになるだろうか、大きめの企業であればうまくタスクが分担できたりして

  • 2017 年にお金を払ったサービス

    サブスクリプション方式のサービスに限定してみた。2018 年も継続しているものと 2017 年中に解約したのを書き出してみた。 似たようなサービスを使ってる人で「え、これ使ってないの?」というのがあったら是非コメントで教えていただけると嬉しい。 または皆さんが使っているサービスを是非教えて欲しい。 価格は税込と税別が混ざってるので注意。 継続iCloud 50G月 130 円 バックアップ用途。 Google Drive ストレージ 100G年 2500 円 昔からの Gmail ユーザなので容量がたらないため。 Feedly Pro年 50 ドル まだ RSS の人なので。RSS を読むのは Reeder というのをずっと使ってる。 Dropbox Pro年 99 ドル 開始してから払ってる。上位プランは自分には不要。容量は余ってる。 Amazon プライム年 3900 円 Amazon

    toya
    toya 2018/01/03
  • 2017 年技術的な振り返り

    GPGPU はもともと名前も知っていたし、なんか使えるらしいレベルで知っていた。ただ個々数年で機械学習系で人気がでてきたことで、色々便利になっているという印象はあったが、機械学習系も興味ないかったので無視してた。 GPGPU といっても色々なのに手を出しているのではなく NVIDIA 一択、つまり CUDA 一択。理由はシンプルでサーバで GPU を乗せているクラウドは全て NVIDIA だから。さらに NVIDIA の GPU には NVENC/NVDEC という専用命令が積んで有り、動画の変換が高速に行える仕組みが用意されている。このあたりは NVIDIA VIDEO CODEC SDK というので情報が公開されている。 昔と比べて色々道具は揃っているなと感じたのも手を出した理由の一つ。 第一目標この NVENC/NVDEC を Erlang から呼ぶことでうまいこと Erlang が

  • 1