明治8年、たったの3本から始まった、青森りんごの栽培。 農商務統計表によると、明治42年に北海道を栽植本数が上回り、全国一位になりました。 130年を経た今、日本一の生産を誇り世界一の品質と言われるまでになりました。 もちろん、青森りんごを応援してくれる消費者があってこそですが。 ゼロから始まったりんごをここまで大きくできたのは先人たちの努力があったためです。 代表的な次の5人の方を紹介します。 菊池楯衛(きくちたてえ)(1846~1918) りんご栽培の最初の苗木配布者及び試植者で、青森りんごの開祖といわれています。 青森県にりんご栽培が適することを確かめ、りんごの栽培技術を広めて、本県がりんご主産地になる基礎を作りました。 もともと旧藩時代から果樹や花卉の栽培に熱心で経験をもっていたことが、西洋りんごの将来性を見抜き、これに傾倒していく素地になったと考えられています。