Amazon秘蔵のタブレット「Kindle Fire」徹底解剖(3) ユーザーのどんな活動もAmazon上に集約、Apple・Googleを超える「垂直統合」モデルが出現 「デジタルコンテンツを快適に使えるようにする」というその1点に向けて、端末のユーザーインタフェース(UI)やハードウエアからクラウドサービス、ECプラットフォーム、コンテンツまでを厳密に調整し制御する――。米Amazon.com(以下Amazon)オリジナルのタブレット「Kindle Fire」が手元に届いて早1カ月。本連載のための調査・執筆を通じて筆者は、Kindle Fireが持つ斬新さや、様々な市場に与えるインパクトの大きさをますます強く感じている。それは199米ドルという激安価格だけではない。 他のタブレットのように自分好みのアプリを入れて便利なモノに育てるタイプの製品でないことは、実物を触ってみるとすぐ分かる。