国立極地研究所(極地研)と情報通信研究機構(NICT)の両者は12月27日、2022年2月上旬に発生した磁気嵐の発生メカニズムの分析に加え、現在試験運用中の大気圏・電離圏モデル「GAIA」を用いて磁気嵐による大気密度増加をシミュレーションすることで、SpaceXの数十基のスターリンク衛星が大気圏に再突入(落下)して喪失に至った原因を明らかにしたと共同で発表した。 同成果は、極地研の片岡龍峰准教授(総合研究大学院大学兼任)、NICTの塩田大幸主任研究員、同・陣英克主任研究員、同・垰千尋主任研究員、同・品川裕之研究員、成蹊大学の藤原均教授、九州大学(九大)の三好勉信准教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、太陽圏の宇宙天気/気候に関する幅広い分野を扱うオープンアクセスジャーナル「Journal of Space Weather and Space Climate」に掲載された。 2022年2