世界経済をけん引する新興国でヒトやモノの流れを担うのが高速道路や鉄道など輸送関連のインフラ(社会基盤)だ。2030年までの投資額は1200兆円規模との試算もある。日本が戦後の混乱期を乗り越え、高度経済成長を実現できたのもインフラの整備に力を注いだからだ。そこで蓄えた技術力を世界で生かせるのか。現場から報告する。5月26日、イタリアのミラノ市内ではIHIが来年からトルコで建設予定の「イズミット湾
1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。 今週のキーワード 真壁昭夫 経済・ビジネス・社会現象……。いま世の中で話題となっているトピックス、注目すべきイノベーションなどに対して、「キーワード」という視点で解説していきます。 バックナンバー一覧 なぜ明暗がこれほど分かれたのか? 電機大手8社が持つ「強み」と「弱み」 わが国の電機大手が、2012年3月期における業績予想の下方修正を相次いで発表している。 それを見ると、パナソニックが7800億円、シャープが2900億円、ソニーが2200億円、NECが
家電から宇宙事業まで。三菱電機のビジネスは手広く、まさに“総合電機”。事業の選択と集中が進まないと言われてきた総合電機のなかで、三菱電機が高収益の筋肉質経営へと変貌を遂げた理由は何か。今後の課題とともに迫った。(「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木崇久) 「スマートグリッド関連事業で、2015年度までに売上高1兆3000億円を目指す」 11年10月19日、三菱電機は兵庫県尼崎市と和歌山市にある、スマートグリッド実証実験設備の本格稼働を発表。その会見の席で、山西健一郎社長は、目標を高らかに宣言した。 三菱電機がいうスマートグリッドとは、太陽光などの自然エネルギーも含め、エネルギーの最適な組み合わせによる安定供給を実現する送配電網システムのこと。 尼崎市の実験場では、太陽光パネル2万枚が敷き詰められており、一般家庭約1000軒分の発電出力に当たる4000キロワットを発電できる。また、水力と火力の発
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