“原発銀座も高速増殖炉の実験施設も確保した” してやったり の表情をのぞかせる天野事務局長(左)。=7日午後、福井県庁 写真:筆者= 世界原子力マフィアの頂点に立つIAEAの天野之弥事務局長がきょう、福井県を訪れ、西川一誠知事との間で覚書を締結した。筆者とIWJの原祐介氏は記者クラブではないが、正面突破で調印式場となった知事室に入れた。 「福井県における原子力発電や放射線利用施設の専門知識や経験を有する人材を活かし、世界の原子力の平和的で安全な利用のため必要となる人材を支援、育成する」というのが覚書の趣旨だ。 事業としては「IAEA主催の研修や国際会議の開催」「IAEAの制度等による研修生・研究者の受け入れ」などがある。 趣旨、事業ともになんとも抽象的だ。要は福井県に15基もある原発施設を活かして世界の原発利用をもっと進めよう、ということだろうか。 実際、天野事務局長は西川知事に向かって次