内閣改造で誕生した新閣僚のうち「辞任第1号か?」と囁かれているのが山本公一環境相(68)だ。自身の資金管理団体が2012~13年に、計31万円分の真珠製品を購入したことが発覚。山本大臣は事実を認め、「まったく不適切」と反省の弁を述べたが、疑惑のネタは尽きない。過去には国の補助金で私腹を肥やしている疑いを報じられた。 山本大臣は離島が多い宇和島市などがある愛媛4区の選出だ。平安時代は海賊の根城だった。 山本家は戦前から「盛運汽船」というフェリー会社を経営。山本大臣は創業者の2代目で、92年まで社長を務めていた。豊後水道に浮かぶ人口450人ほどの日振島と宇和島を結ぶ唯一の定期便を走らせているが、赤字航路のため国と自治体から毎年、離島航路を維持する目的の補助金を受け取っている。 しかし地元のオンブズマングループは同社の経営実態を疑問視。12年から全国の弁護士8人の協力を得て、再三にわたって補助金