「ポデモス、ポデモス、俺達はできる・・・さあ新しい国会を作ろう。まずは自民党の改憲草案をボツにした後に・・・ぜひ投票に行って国会と国家予算にログインして下さい」 渋谷ハチ公前を埋め尽くし、スクランブル交差点の対岸まで溢れた聴衆は熱狂した。三宅洋平の選挙フェスである。 話の内容は高邁なのだが、決して理屈っぽくない。ごく短いフレーズで聞く者の胸に突き刺さってくる。そして立ち上がりたくなる。勇気を与えてくれるのだ。 米大統領予備選でクリントン前国務長官を追い詰めたバーニー・サンダース候補の演説も、こんな感じだったのではないだろうか。 大手紙による意図的な泡沫候補扱いなど、聴衆は全く意に介していない風だった。 彼らにとって三宅洋平は代弁者として国会に送り込む人物なのだ。 DDR方式と呼ばれるマスコミの世論調査は固定電話にかける。三宅が訴えかけているのは、ふだん選挙に行かない層だ。固定電話を持ち毎度