警察庁は22日、参院選から1カ月(20日まで)の選挙違反状況をまとめた。インターネットを使った選挙運動が解禁されたなか、ネットによる公職選挙法違反での警告は25件で、2010年の前回参院選から9件増えたが、逮捕や書類送検はなかった。 全国の警察のウェブサイトを通じて寄せられた違反に関する情報は908件で、そのうち6割弱がネット絡みだった。ネット上で書き込まれた内容について、候補者側が警察に告訴を相談した事例も3件あったという。 選挙違反全体でみると、逮捕や書類送検されたのは149人で、前回参院選より103人の減。罪の種類別では買収が67人と最多で、自由妨害と詐偽投票がそれぞれ19人だった。 関連記事参院選ネット選挙運動、警告25件8/23参院選へ選挙違反取締本部 群馬県警6/28維新・橋下氏「市民には普通に論戦を」 ネット巡り指示4/3レコメンドシステムによる自動選択最新トップニュース