堺市は3日、与謝野晶子の自筆原稿をデジタル画像化し、 人間文化研究機構 国文学研究資料館のホームページにおいて公開したことを発表した。2月10日より公開されているという。 堺市が所蔵する与謝野晶子(堺市出身、1878-1942)の自筆原稿が、国文学研究資料館との連携によりデジタル画像化され、同館のホームページにおいて公開されている。画像が公開されているのは、『蜻蛉日記』や『源氏物語』の現代語訳などの自筆原稿で、原稿用紙133枚分。そのうち5枚は未発表原稿で、129枚は初公開資料だ。 公開されている『蜻蛉日記』の画像は、与謝野晶子が平安時代の日記『蜻蛉日記』を現代語訳した原稿。昭和13年に刊行された与謝野晶子訳『現代語訳国文学全集第九巻 平安朝女流日記』(非凡閣)に収載されている。原稿用紙112枚のうち、110枚が初公開資料だ。また、公開される画像の中には、刊行された本(『現代語訳国文学全集