文部科学省による「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」が2022年12月13日に公開されました。この調査は2002年、2012年にも行われ(後述しますが年により調査名称や手続きは少しずつ違います)、10年に一度の調査で今回が3回目になります。 2002年に行われた1回目の調査(調査の名称は「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査」)では、6.3%という数値が示されました。当時はまだ特別支援教育の開始前であり、発達障害に関する認知度が低い時代でしたので、6.3%という数値は、それまで特別支援教育(当時は特殊教育と呼んでた)に関係していた教員以外の方には驚きをもって受け止められていた印象があります。40人学級だと1クラスに2.5人という計算になり、よほどの小規模クラスでない限り必ず特別な支援を必要とする児童生徒