わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 あけましておめでとうございます。 年末、近所の書店で、林望『増補書藪巡歴』(ちくま文庫、2014年12月)を発見しました。 即買。同書と『書誌学の回廊』の抄出を合わせたもの。 リンボウ先生のエッセイ中でも「別格」(紀田順一郎解説)なのが、書誌学に関するエッセイ。単行本でよんでいたとはいえ、それが文庫化された(追記参照)のはめでたい。 本書の内容をここでわざわざ解説するのは野暮というもの。読めばその面白さは誰もが感じるはず。 ひとつだけ紹介すると「赤木文庫主人」では、横山重