電子書籍元年と言われたのは2010年だった。つまり今年2014年は電子書籍5年ということになる。今でも電子書籍端末自体の売り上げは良くないとも言われるが、タブレット端末やスマホでも電子書籍は読まれている。この3つは画面の大きさこそ違うが機能はもうほとんど同じだ。タブレットやスマホも含めれば、電子でコンテンツを読むというライフスタイルはもう日常の中にすっかり浸透しているのではないか。 実際、電車の中で本や雑誌を拡げている人は少なくなった。たいていはスマホかタブレット画面に見入っている。もちろん、電子書籍コンテンツを読んでいる人はまだそれほど多くない。たいていはSNSかゲームだろう。結局は本や雑誌を読むのに費やされていた時間が電子コンテンツに食われている。これは紙の書籍であろうが電子書籍であろうが関係ない。書籍コンテンツという形態そのものが、もはや時代に取り残されつつあるのかもしれない。 私も