本データベースでは、東日本旅客鉄道株式会社が所蔵する明治期鉄道関係資料のうち、準備が整った図面資料を公開しております。今後、随時更新予定です。 ※なお、旧所蔵者本人および家族・関係者の個人情報に係る私文書等の資料については、現時点では本データベースでの公開は予定しておりません。 本資料は、我が国の鉄道黎明期にあたる明治期を通して鉄道技術者として活躍した服部勤(はっとりいそし)の旧蔵資料を中心として構成されている。具体的には、服部勤が技術的な研究のために収集した図面類、研究書等とともに、事業として関わった鉄道車輌製造、工場建設、資材購入等に関する業務関係文書とあわせて、服部家に関わる私文書類の一括資料となる。図面資料には、明治期初期の鉄道車輌の図面も含まれ、横浜に支社を置く貿易商との手紙、見積書、発注書など当時の鉄道事業に関わる貴重な資料群となっている。 服部勤は、嘉永3年(1850)、幕府