年間利用者数が5100万人を超える蘭アムステルダムのスキポール空港(国際空港評議会の調べ)は、オランダ国内のみならず、西欧主要都市に向けたハブ空港の役割を担っており、乗り継ぎ便の待ち合わせのため、空港内に長時間とどまる利用者も少なくありません。そこで、オランダの文化・歴史を発信する場として、2010年7月、世界初の空港内図書館「Airport Library」を開設しました。約90平方メートルのスペースには、30言語に翻訳されたオランダの小説や、オランダの文化・建築・デザインを紹介する写真集など、約1250冊を所蔵。本の持ち出しは禁止されていますが、オープンな閲覧スペースで、年中無休24時間いつでも自由に読むことができます。また、閲覧スペースにはiPadも備え付けられており、オランダの映画や音楽をデジタルコンテンツで楽しめるようになっています。