2023/03/30 大学図書館等の目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL) 新システムでメタデータの国際流通へ新たな一歩をふみだす 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:喜連川 優、東京都千代田区)は、大学図書館等の目録所在情報サービス(以下、NACSISナクシス-CATキャット/ILLアイエルエル)を新システムに更新し、2023年1月31日(火)に始動させました。この更新は、国際的なパッケージシステムであるOCLC社製CBS(Controlled Bibliographic Service)を基盤として、システム全体の能力と機能を増強して再構築したものです 従来の「NACSIS-CAT /ILL」は独自のメタデータフォーマット(CATP)を用いてきましたが、今日ではMARC21がメタデータフォーマットの国際標準となったため
New national cataloging platform for libraries in Japan is launched using OCLC's Syndeo OCLC's Syndeo services implemented to modernize NACSIS-CAT/ILL system DUBLIN, Ohio, 30 March 2023—The National Institute of Informatics has successfully launched a new national cataloging platform for 1,300 libraries in Japan. OCLC's Syndeo metadata software services were implemented to modernize the NACSIS-CAT
「海外の日本研究と日本図書館」に関する2022年7月・8月の動向レビューの補遺です。 特にローマ字に関する2題になります。 その1です。 2022年8月、eastlib*のメーリングリストに投稿されたところによれば。 ALA-LC Romanization Tables(ALA-LCローマ翻字表) Review Boardが、Japanese Romanization Table(日本語のローマ翻字表)の改訂版を、正式に承認したとのこと。 この改訂版での変更点について、旧版とがっつり見比べたりしたわけではないのですが、関連文献や投稿をざっくりさらったところでは、大文字の用法を英語に沿わせたり、単語分割についてNDLを参考に改訂したり、というようなことのようです。詳細は下記リンクの特に3つめにまとまってました。 ALA-LC Romanization Tables https://www.l
2022年8月24日、OCLCが、WorldCatをリニューアルしたことを発表しました。 1万を超える図書館のコレクションとリソースへのアクセシビリティの向上を目的としたリニューアルで、新たなWorldCatはモバイルフレンドリーであり、ユーザー調査に基づいた直感的なユーザーエクスペリエンスを実現しているとあります。 新たな機能として、関心のあるトピックの探索用ページ、地域関連情報を特集した図書館の情報ページ、お気に入りの図書館のコレクションから資料のリストを作成し、電子メールやSNSで共有する機能、近隣の図書館やリソースに基づく検索結果等が挙げられています。 WorldCat.org puts the world’s libraries at people’s fingertips(OCLC, 2022/8/24) https://www.oclc.org/en/news/release
2022年6月15日、OCLCは、Clarivate社とその子会社のClarivate Analytics社、Ex Libris社、ProQuest社を6月13日に提訴したことを発表しました。 発表の中では、メタデータプラットフォーム“MetaDoor”へのメタデータ提供を、WorldCatの利用者である図書館に対して同社が要請することについての、暫定的・終局的差止命令を求めているとあります。また、MetaDoorでWorldCatのデータを不正に流用することを止めるよう求めています。 OCLC files suit against Clarivate PLC and its subsidiaries, Clarivate Analytics, Ex Libris, and ProQuest(OCLC, 2022/6/15) https://www.oclc.org/en/news/ann
2021/06/17 大学図書館向け学術情報システムを36年ぶりに一新 学術資料のデジタル化に対応した目録所在情報サービスを2022年から順次運用開始 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:喜連川 優、東京都千代田区)は、大学図書館を中心に約1,300機関が利用する目録所在情報サービス(以下NACSISナクシス--CATキャット/・ILLアイエルエル)の再構築を開始しました。 これは、「大学図書館と国立情報学研究所との連携・協力推進会議」(*1)の下に設置された「これからの学術情報システム構築検討委員会」(*2)が取りまとめた『これからの学術情報システムの在り方について(2019)』を踏まえたもので、大学図書館のシステムと連携し、デジタル化された学術資料(電子ジャーナル、電子ブック等)への対応を含む新たな図書館システム・ネットワーク構築の
佛教大学図書館におけるAlma導入の目的と現況 佛教大学図書館・飯野勝則(いいのかつのり) 佛教大学図書館は,2020年6月にAlmaの運用を開始した。Almaは図書館サービスプラットフォーム(CA1861参照)のひとつであり,従来の図書館システムにリンクリゾルバや電子リソース管理システムなどの周辺部のシステムを包括したシステムである。クラウド上で提供されることも大きな特徴である。当館でのAlma導入について,2021年1月10日に行われた大学図書館問題研究会(現・大学図書館研究会)関西3地域グループの合同例会では,導入の意図や,さまざまな課題等について,筆者が運用初期段階での報告を行った。本稿においては,これを踏まえたうえで,当初抱いていたAlma導入の目的と,その現況に的を絞りつつ述べるものとしたい。 ●導入の目的 まず,当館がAlmaを採用するにあたって,当館が最も重視した点は,電子
「次世代のメタデータへの移行」に関する報告書 収集書誌部国内資料課・髙橋玲奈(たかはしれいな) 2020年9月,OCLC Researchは,次世代のメタデータへの移行に関する報告書,“Transitioning to the Next Generation of Metadata” を公開した。本報告は,メタデータ・マネジメントに関する意見交換等の活動を行う“OCLC Research Library Partners Metadata Managers Focus Group” による,2015年から2020年にかけての議論や次世代のメタデータに関わる予測の集大成であり,近年のメタデータの展開の概観と,次世代のメタデータへの移行が図書館サービスに与える影響の検討を行っている。 報告書では,「なぜメタデータに変化が起きているのか」「メタデータ作成プロセスはどのように変化しているか」「メタ
2021年6月17日、国立情報学研究所(NII)が、目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL)の再構築開始を発表しています。 再構築は、「これからの学術情報システムの在り方について(2019)」を踏まえて行われるもので、大学図書館のシステムと連携し、デジタル化された学術資料(電子ジャーナル、電子ブック等)への対応を含む新たな図書館システム・ネットワーク構築の一環として実施されます。 2022年からの稼働開始が目指されてる電子リソース管理サービスでは、国内外の出版社・学会等から大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)に提出された電子リソース製品の利用条件やタイトルリスト等、共通性の高いデータを蓄積し、公開許諾が得られたデータについて利用可能にするとしています。システムには、電子リソースの管理プラットフォームとして世界で多数導入されているEx LibrisのAlmaが採用されま
(05/04)テスト (04/04)テスト (03/04)テスト (02/26)2/26 (02/04)テスト (01/05)yesterday’s lunch (01/04)テスト (01/01)today’s osechi & zouni (12/25)today’s lunch (12/18)today’s lunch (12/11)today’s lunch (12/11)today’s lunch (12/07)あなたに文学が何だか決める権利はない――福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」批判 - wezzy|ウェジー (12/07)あなたに文学が何だか決める権利はない――福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」批判 - wezzy|ウェジー (12/04)テスト (12/04)テスト (08/16)事務連絡 : egamiday3 終了のお知らせ (07/10)2023年5月・6
OCLC News 第39号 商品情報をはじめ、OCLCに関する様々な情報をご案内致します。 『OCLC News』一覧 >> 目次 噂のOCLC(仮) プリント版資料への対応選択に自信と透明性を 図書館と新型コロナウィルス 噂のOCLC(仮) 今号から様々な方に取り上げていただいたOCLC情報を共有する『噂のOCLC (仮称)』を不定期で連載いたします。 1回目は、国際日本文化研究センター図書館の江上敏哲氏のブログからOCLC WorldShare ILLサービス導入の顛末についてユーモアと情熱を持って綴った 『君に届け ~ OCLCと日文研をつないだ目録・ILLの物語』序章から第4章までを、ご本人のご了解を得てご紹介いたします。 OCLCのWorldShareサービスは、クラウドベースの図書館向けサービスです。資料の受入、貸し出し、目録、電子資料管理、図書館間相互貸借が1つのプラットフ
●君は君のままで、USドルはUSドルのままで ILL。 相互貸借、文献複写、ドキュメントデリバリー、云々をひっくるめての、ILL。 そもそも目録登録の長い長い旅路は、すべてこの海外ILL受付を実施するための大切なレッスンでした。 というわけでWorldCatへの目録登録にあわせて、OCLCのILLサービス・WorldShare ILLにも参加しました。 WorldShare ILLは、56ヶ国1万館以上が参加し、年間700万件のリクエストが飛び交うという、世界最大のILLプラットフォームなわけで、この大舞台に参加すればたくさんの人から見つかりやすくなり、リクエストも受け取りやすくなる、という見込みです。 規模が大きいだけでなく、提供されているwebブラウザベースのシステムがかなり使いやすい。テスト段階でごにょごにょ触らせてもらったのですが、なんだこの使いやすさは、とても初めてとは思えない、
●背伸びしたい、その標準に さる信頼筋(註:NII)の情報によれば、うちとこの新規書誌作成件数は1年間(2017)で7000件以上、NACSIS-CAT内では全国20位という。こんなちっちゃな機関にしては、てぇしたもんだと思います。 ですが、そんなNACSIS-CAT内ではがんばってるようなうちとこも、大海のOCLC WorldCatへ漕ぎ出そうとなると、これはまったく話が別です。OCLCが求める標準、ていうか、図書館目録の標準というもの自体、そもそもデータの流通をスムーズに促すための存在であるはずでしたが、、(良い意味か悪い意味かは別として)ガラパゴスに成功した日本の学術目録環境の中でベッタリと業務をこなして来た身にとっては、その”標準”が高い高いハードルとなって立ちはだかる存在になってしまう、という。 うちとこの現状。 NACSIS-CATのCATPフォーマット。 ヨミのローマ字無し。
●その背中に叫んでも届かない 海外には日本について研究したり勉強したりする人たちがいて、日本の資料・情報を必要としています。日本からその資料・情報を海外へいかに届けやすく、伝わりやすく、見つけやすく探しやすくできるかが、海外の日本研究を支援・サポートするための大きなカギとなる。 というようなことを専門にやってる機関がうちとこ、国際日本文化研究センターとその図書館であり、そういうことを始終考えてるような者がそういうことについて書いた下記のあれこれが、この記事の前提にあります。 ・江上敏哲. 『本棚の中のニッポン : 海外の日本図書館と日本研究』. 笠間書院, 2012.5. http://doi.org/10.15055/00006806 ・江上敏哲. 「海外における日本研究と図書館 : 概観および近年の動向・課題と展望」. 『情報の科学と技術』. 2017, 67(6), p.284-28
日本の美術館情報が少しずつ開かれてきている。東京2020大会が近づく中で、書籍やアニメ、文化財、自然史といった膨大な資料を横断的に検索できるポータルサイト「ジャパンサーチ」の試験運用が2019年1月から始まる予定であり、美術情報の検索利便性が上がることが期待される。また、美術図書館連絡会(ALC: The Art Library Consortium)では昨年「美術図書館横断検索」の英語版が追加され、東京文化財研究所はゲティ研究所と協定を結び、日本美術に関するデジタル情報を「Getty Research Portal」へ公開する予定である。美術館発信の情報量が増えてきたが、日本の美術館は何を、誰のために、どのように情報発信しているのだろうか。美術館の情報化の現場で活躍されている国立西洋美術館の川口雅子氏に日本の美術館情報の現状をご執筆いただいた。(artscape編集部) 1. 国立美術館
OCLC News 特別号 商品情報をはじめ、OCLCに関する様々な情報をご案内致します。 今号は特別号として、国際日本文化研究センター・江上敏哲様に、 海外の研究者支援、日本から海外への発信の重要性などをテーマにご寄稿頂きました。 『OCLC News』一覧 >> 目次 日本からの学術資料の提供をどう実践するか : 国際日本文化研究センターによるOCLC参加の取り組みから 日本からの学術資料の提供をどう実践するか : 国際日本文化研究センターによるOCLC参加の取り組みから 江上敏哲(国際日本文化研究センター資料課資料利用係長) 吉宗のゾウと、学術資料の活用 2018年5月、国際日本文化研究センターで開催された国際シンポジウム「世界の中の日本研究」の中で、近世の日本-ベトナム間の交流史に関する発表がおこなわれた。ベトナム国家大学の研究者である登壇者は、享保13年(1728)八代将軍吉宗の
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