大英博物館と言えば、世界中の歴史的展示物が見られる、ある意味で素晴らしい場所だ。だが、その展示物が大英博物館にあるのは、何故なのか?正しく適切に手に入れられ、そこに展示されているのか? 自分も含めて、多くの場合、人はそうしたことには無頓着だ。けれども、本来はエジプトにあるべきロゼッタ・ストーンを大英博物館の展示で観ること自体、歴史に“帝国主義”というフィルターがかけられていることにならないか? 本来イースター島にあるべきモアイ像がここで展示されているのは、やはりフィルターのかけられた歴史だと言えるのではないか? 上記2つの例で言えば、エジプトもイースター島も、大英博物館に対して、展示物を返還するよう求めている。本来は自分たちが所有しているべきモノを、不当に持ち去られたのだから、という主張だ。 大英博物館で開催された未公認ツアーとは ウェブを中心にニュースなどを配信しているVICE MEDI