<くらしナビ ライフスタイル> 人気の女装家、ミッツ・マングローブ(本名・徳光修平)さん(42)は、英留学から帰国。「作詞作曲で生きたい」と望んだが芽が出ない。百貨店・伊勢丹の宣伝畑が長かった父の徳光次郎さん(70)は有名な作曲家とゴルフをする機会を得た。ミッツさんにデモテープを作らせて渡したが反応はなかった。 ミッツさんは通訳のアルバイトをしながら、女装してショーに出るため実家から毎晩出かけていく。次郎さんもミッツさんの実情を知り始めるが驚かなかった。「長年、デザイナーたちと仕事をしてきて(同性愛や女装などに)違和感がない。性の偏見はない。男性と付き合っても構わない」。同性愛者も女装の人も当然のようにいたロンドンでの体験も大きい。