参院選の投開票を21日に控え、自民党の小泉進次郎青年局長(32)が15日、公示後初めて九州入りした。小泉氏は都心には一切入らず、離島や過疎地ばかりをめぐる「川上作戦」を続けており、大票田の福岡県はパス。2期目の若手とはいえ、その甘いマスクと父親(小泉純一郎元首相)譲りの弁舌は日本列島の隅々まで知れ渡っており、どこに行っても人だかりができた。(田中一世、大森貴弘) 午前9時半、佐賀市川副町の戸ケ里漁港に集まった聴衆は約500人(陣営発表)。漁港への公共交通機関はほとんどないため、多くは車や自転車で駆けつけたという。 「ここに来たのはアベノミクスの実感がまだまだ届いていない場所だからです。地方の信頼を一つ一つ積み重ね、成長戦略を前に進めるため、思いを直接訴えに来ました。私たちは地方で小規模でも頑張っている農家や漁師の方々を後押ししていきます!」 ノリ養殖用の支柱が立ち並ぶ海を背景にこう語ると拍