6月9日、甘利担当相は、GDP改定に関して、アベノミクスが順調に進んでいるという面と駆け込み需要が非常に強かった両面がある、との見方を示した。写真は都内で2013年10月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai) [東京 9日 ロイター] - 甘利明経済再生担当相は9日夜の記者会見で、1─3月の実質国内総生産(GDP)の2次速報値が1次速報の年率5.9%から6.7%に上方改定されたことに関して、アベノミクスが順調に進んでいるという面と消費増税前の駆け込み需要が非常に強かった両面がある、との見方を示した。 甘利経済再生相はGDP統計について、「肌感覚で調査していると、駆け込みは想定を超え、反動は想定の内側という反応が返ってきている」と指摘。「これまでは駆け込みが想定を超えていたという感覚に数字がついてこないと感じていたが、今回の改訂をみて、相当大幅な駆け込み需要だったと思う」と述べた